お返事ありがとうございます。 『ダンガンロンパ』は見ていくとかなり女性に辛辣です。前回採り上げた罪木もトリックなどを明確に暴かれているのに被害者ぶるだけでみんなの心を掴んでしまう(犯人扱いをやめさせる)描写があったり、他にも女性殺人者が色仕掛けで男性を罠にはめて被害者にしたり、殺人を犯させるなどの描写が何度もなされます。シナリオライターはかなり女性に非道い目に遭わされてるんじゃないでしょうかw >男オタクが「差別の許された最後の聖域」として社会から日夜叩かれ続けていることを考えれば至極当然の望みであり、泣きたくなるくらい健気な願望です。 そうなんですよね。 双葉などを見てもオタク同士が「キモオタどもが」と罵りあっているのが普通であり、逆に公式的な場では「オタク文化は広く認められ……」といった耳障りのいい話しか聞かれない。校内カーストの下にいたり、ニートなど社会的弱者であるオタクたちの声はどこにも届かず、結果こうしたキャラに人気が集中している、という図式に見えます。 >ちなみに『俺妹』の桐乃はこの二種類の願望を両方とも成就したと言えるのではないでしょうか。 一応、ラストでは彼女らのオタサーも健在なので、黒猫も居場所は得ているとは思うのですが、同時にそこまで人間関係が泥沼なサークルが仲よくしているというのも非現実的な話であり、ひとまずオチをつけてバタバタ終わっちゃったなあ、という感じはします。 >オタクの一部が過剰な反撃を行うというのは、おおいにあることでしょうね。 これは「オタクは結局、オタク(である自分も含め)が嫌いなんだなあ」と思うと同時に、フェミニストに媚びつつ、「自分だけは他の愚かな男とは違うのだ」と主張し続ける進歩派男性の姿を思い起こします。 大体、進歩派が「エラいフェミニスト」に「憑依」することで自分のアイデンティティを守っているように、下層のオタクを見下す連中は、例えば庵野秀明などオタク界の有力者に自らを「憑依」させる傾向が大であるように思います。
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兵頭新児の女災対策的随想
(著者)
お返事ありがとうございます。
『ダンガンロンパ』は見ていくとかなり女性に辛辣です。前回採り上げた罪木もトリックなどを明確に暴かれているのに被害者ぶるだけでみんなの心を掴んでしまう(犯人扱いをやめさせる)描写があったり、他にも女性殺人者が色仕掛けで男性を罠にはめて被害者にしたり、殺人を犯させるなどの描写が何度もなされます。シナリオライターはかなり女性に非道い目に遭わされてるんじゃないでしょうかw
>男オタクが「差別の許された最後の聖域」として社会から日夜叩かれ続けていることを考えれば至極当然の望みであり、泣きたくなるくらい健気な願望です。
そうなんですよね。
双葉などを見てもオタク同士が「キモオタどもが」と罵りあっているのが普通であり、逆に公式的な場では「オタク文化は広く認められ……」といった耳障りのいい話しか聞かれない。校内カーストの下にいたり、ニートなど社会的弱者であるオタクたちの声はどこにも届かず、結果こうしたキャラに人気が集中している、という図式に見えます。
>ちなみに『俺妹』の桐乃はこの二種類の願望を両方とも成就したと言えるのではないでしょうか。
一応、ラストでは彼女らのオタサーも健在なので、黒猫も居場所は得ているとは思うのですが、同時にそこまで人間関係が泥沼なサークルが仲よくしているというのも非現実的な話であり、ひとまずオチをつけてバタバタ終わっちゃったなあ、という感じはします。
>オタクの一部が過剰な反撃を行うというのは、おおいにあることでしょうね。
これは「オタクは結局、オタク(である自分も含め)が嫌いなんだなあ」と思うと同時に、フェミニストに媚びつつ、「自分だけは他の愚かな男とは違うのだ」と主張し続ける進歩派男性の姿を思い起こします。
大体、進歩派が「エラいフェミニスト」に「憑依」することで自分のアイデンティティを守っているように、下層のオタクを見下す連中は、例えば庵野秀明などオタク界の有力者に自らを「憑依」させる傾向が大であるように思います。