ひら のコメント

横から失礼します。私もあまりしつこく書き込むのはご迷惑かなと思ったのですが、書き漏らした点もありまして。

>下層のオタクを見下す連中は、例えば庵野秀明などオタク界の有力者に自らを「憑依」させる傾向が大であるように思います。

庵野監督はオタク界の成功者でありながら、一般人からの「オタクは現実を見ていない」というオタク叩きを鵜呑みにして、「オタクは現実に帰れ」と『エヴァ』でやっちゃった人ですから、下層のオタクを見下す連中の憑依の対象としてもってこいなんでしょうね。本田透さんも庵野監督の「裏切り」を痛罵してましたし。
そんな大上段からオタクにお説教をかました庵野監督が、結局『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』でオタクフィールドに戻ってきちゃったのを見て、こちらはどんな顔をすればいいんですかね。笑えばいいんですかね。(ニッコリ)ではなく(プギャー)になりそうですけど。

戦後レジームとフェミについてですが、戦後レジームからの脱却を掲げる安倍総理の口からも女性の活用という言葉が出たり、戦後レジーム支配下には無いであろうアメリカ本国でもフェミ風潮が強そうなことから見て、「男女平等」は「人種差別反対」と同じくらいの政治的立場を問わないポリティカルコレクトネスになってしまっているのではないでしょうか。問題はその「男女平等」が女性に都合のいい点だけに目を向け、女災のような男が虐げられている点には一斉目を向けないことだと思うのですが、どちらにしても、仮に戦後レジームから脱却できたとしても、フェミ風潮が改善したり、女災現象が広く認知されたりということは、あまり期待できないような気がします。

でも、学校教育がフェミ風潮に毒されきっているから、学校優等生になりたい人ほどフェミに強く賛同するというのは、ありえそうな話ですね。また、社会がオタク差別風潮に毒されきっているから、社会的優等生になりたい人ほどオタク叩きに賛同するというのも、ありえそうな気もします。社会から排除されているオタクほど、社会とうまくやっていきたいと切実に願うのでしょうが、そうすると、社会から差し出される「オタク叩きに参加しろ」という踏絵を踏む動機が強まるという、うんざりするような悪循環。成功したオタクであればあるほど、その成功でもって被差別領域から逃れて社会から厚遇されたいと願い、社会のオタク叩きに迎合するという、犍陀多のごとき同族切り捨て。
笑えばいいんでしょうかね。うまく笑える自信はないですが。

No.10 132ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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