rainmaker のコメント

>言ってみれば、女でもないのに「女属性」の中の最強の魔法を使える存在。
皮肉にも遺伝子上は女ではないからこそ、彼らは女というカードを一番濫用することができるわけです。

ここを読んで、私がセクマイの人に感じていたモヤモヤが明らかになった気がします。
遺伝子的に女性ではない人がミスコンに出場して美を評価される、という女性ならではのメリットを得たいと考えるのは、性自認が女性であるならそれも当然とは言えるかもしれません。
しかし例えば、こういった例はどうにも引っかかるのです。

少年アヤちゃんのピル(OC)に関するつぶやきと反響http://togetter.com/li/364683

このまとめにおける「少年アヤちゃん」という人は「オカマ」を名乗っていて、それを信じるならばこの人は女性ではないし、妊娠するリスクを背負っているわけではない。なのに終始女性の視点から男性の身勝手さを告発するというスタンスで語っていて、それがまさに「女でもないのに女属性の魔法を使う」行為に見えてしまうのです。
もちろん男が男の避妊に関する無知を批判する資格はあるでしょう。しかしその場合、自分自身もまた斬られる側にいることを覚悟しなければいけないはずです。しかしこの人の場合、「オカマ」であることで自分の男性性は棚上げにし、決して斬られることのない「名誉女性」の立場から語っています。
思うにこれって、男性フェミニストにも言えることなのではないでしょうか。
彼らは正真正銘の男であるにも関わらず、自分もその構成員の一人であるはずの「男性社会」を他人事のように批判し、女性の代弁者を気取って常に糾弾する側に陣取ろうとする立ち回り方は、どこかセクマイの人達と重なって見えます。
彼らがセクマイを擁護するのも、自らがセクマイのような「政治的に正しい弱者」になれなかったがゆえの憧憬からなのではないか、と思えてなりません。

No.4 134ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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