もこっちのような喪ヒロインの登場。
良く解釈すれば今まで存在さえ無視され、よくてモブ扱いでしかなった女の子にも脚光が……。
そういう風に考えられます。

オタク女子でも彼女のようなタイプはメディア、少なくとも大手マスコミなどには取り上げられず、無視されるようなタイプです。
何故ならもこっちは、いわゆる腐女子ではないので、そちら方面の強みもありません。
かといって、その華に欠けたビジュアルでは男性オタクとあまり変わりがない。
多くのメディアが求めるオタク女子は、キモオタと対象的なものでしょうから。
キモオタと比較して、キモオタを貶められるような腐女子であり、オタク女子が求められる。
男よりは身ぎれいだったり、オシャレをしている人は多いでしょうがそこには厳然とした格差があるでしょう。

批判意見でもこっちはあくまでオタク男性の自己投影にすぎず、こんな女はいないのだというものもあります。
中にはものすごい憎悪を吐くかたもいましたね。
もこっちの姿がかわいすぎると、リアルバージョンとやらを作ってネットにあげた人も。
それをやったのが女性かどうかはわかりませんが。

しかし、

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！」

というタイトルは一部の女性にとって不快きわまりないものだったのではないでしょうか。
そんなことを言えば冷笑されるし、明らかに間違っているのを自分でもわかっている。
でも、心のうちにあった紛れもない本音でもあったのでは？
自分でも表に出したくないし、意識したくもない部分を形にされては良い気分はしないでしょう。