GIN のコメント

兵頭さんこんばんは。かなり長編みたいですが、千田有紀って人を初めて知りました。
本当なら俺も気合入れてフェミニストの著作を読まなきゃならないとは思うんですが、正直精神的に相当イラついてなかなか冷静に読めないので避けたままですね・・・

ちょっと俺の理解が間違ってるかもしれませんが、メンズリブというのはフェミニズムが言う「真に女性性を解放するということは実は男性性の解放にも繋がるのだ」という理論が土台になっているってことでしょうか。
男性が解放されるためにさぁフェミズムを推進しましょうって言われても、まぁ信用できないですよね。
そのフェミニズムによって男は徹底的に加害者扱いされて、もし女性に苦痛を受けても全部男が幼稚なのが悪いで済まされてしまうわけですから、むしろフェミニズムに抑圧されているようにしか感じないという。

ただ思い付きですけどなぜ女性性の解放が男性性の解放につながるかのかってことを強引に汲み取ってみるとするなら、マッチョで支配的な男性(権力層)というものがピラミッドの下層にいる中間や下位の女性や男性を抑圧しているからなのだ、ということが言いたかったのだとしたらそれはなるほどと思います。

たしかに世の権力層の男性ってのはマッチョで支配的でしょうから、同じ男も多いに苦しめられてるとは思います。(大企業の大規模リストラとか、ブラック企業やパワハラなど)
他にも権力者に限らずそういった強者男性を身近で卑近な言い方にすれば要はリア充とかDQNってことになるでしょうし、そういう構図なら大半の男は男から抑圧されてるとは言えるかもしれません。

ただ仮にそうだとするならそれでも疑問は残ります。
フェミニズムの敵が本当に強者男性なら、そもそもなぜフェミニスト女性やフェミニスト男性はオタクや社会的立場の低い負け組み男性など、弱者男性ばかりを攻撃するのかと。

俺はぶっちゃけ自分を含めて、オタクの大半は幼稚なマッチョだとは思います。
だけどなぜフェミニストというものは、オタクよりよっぽど露骨にマッチョなDQNや権力者に喧嘩を売らないんだろうか、それって矛盾なんじゃないかと思います。

海燕師匠という人も実はよく知らないんですが(フェミ男っぽい人は有村さんで懲りたので)もしその人がオタクのマッチョさを辛辣に批判したりする人だとしたら、その人はDVなどで女性に暴力振るったりしてるDQNにもちゃんと喧嘩売ってるんでしょうか。
なんか単にオタク憎しの同族嫌悪で叩いてるだけな気がしてしまうんですが、権力者とかDQNの方がオタクなんかよりよっぽど深刻な問題があると思うんですけどね・・・
フェミニスト女性は尚更そんな傾向のような気がします。気の弱い男にはヒステリックに喚きたてはするけど、DQNや偉い人には逆らわないみたいな。なんか意地の悪い言い方ですけど他に言いようがないっていう・・・

それと兵頭さんも前の記事で書かれてましたが、やっぱり男性差別クラスタも相当欠点を抱えているとは思います。
特に「男は差別されてるんだから分け前をよこせ!」といったような論調だと、世間からマイナス印象しか持たれないだろうし、女性への感情的な反発がますます「モテない男の僻み、落伍者の証拠」といった風に確信されてしまい、結果として男だって相当不遇なことになっているということが理解されなくなってしまいます。

男性差別クラスタへの反感というのを強引に政治で喩えると、圧制で苦しんでいた民衆がデモを起こし、フーリガン化してしまった感じなんじゃないでしょうか。
フーリガン化してしまった原因は政府にあったかもしれないけど、その不満を暴力的な手段で発散している姿を見た外国の人間からすれば、その暴徒に嫌悪感しか抱けないという。
被害者であったはずの民衆も、一旦暴徒と化せばその時点で加害者になってしまい理解者を失う。
日本でも中国の反日暴動が話題になったとき、自分も報道を見たときは腹が立つなとしか思えませんでしたけど、実際中国で抑圧された暮らしを経験してみれば、単純にアンチ中国人とも言えなくなるかもしれません。
しかしこう考えていくと、結局男性差別を世に訴える方法はガンジーのごとく非暴力不服従しかないということなんでしょうか。ちょっと茨過ぎてキツイですね・・・

ただ本田さんのように反撃的なやり方は同じように不遇に感じている人間からの共感は得られるけど、世間からは総スカンを食ってしまうので、論理の問題以上にいかに感情を抑えて反論していくか、みたいなことが重要になるのかもしれません。
特に女性って感情的になると相手を見下したり心のシャッターを下ろしたりしてまともに議論しないと思うので、いかに共感を得るか、冷静に理解してもらうかが大事なんだと思います。
口で言うのは簡単で、実際は物凄く難しいですが・・・
また大分長くなっちゃいましたがこの辺で失礼します。それでは。

No.1 138ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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