※当記事における神崎めぐ氏についての記述に関して、ご当人との話しあいの上、補足を加えさせていただくことになりました。
問題となったご当人のnote記事にも補足が加えられましたので、併せてご覧ください。
また、その話しあいの模様はnoteコメント欄にありますので、ご興味のある方は見てみてください。
なお、noteの課金部分には、神崎氏についての記述はないので、本件に興味のある方は特に購入していただく必要はありません。※
『Daily WiLL Online』様で最新記事が発表されています。
戸定梨香問題で露わになった、表現の自由クラスタの問題点について述べてきましたが、第三弾では彼らが三十年前から……といったことをご報告しています。 どうぞご愛顧のほどをよろしくお願いします。
■兇悪!にせアンチフェミ
――三回に渡り忙しい中、ガンバって表現の自由クラスタが撒き散らしてきたデマを検証してきました。
そして、やれやれと一息吐いた瞬間、とある大手ゆっくり動画で、またしても大々的にデマが拡散されました。
当初、名指しはすまいと思っていたのですが、やはり名前がないと不便なので明示しましょう、「ゴシップちゃんねる」です。保守――というか、今までずっと左派のウソを暴いてきたところであり、そこがフェミを扱うとあって、期待したのですが、それが、もう、100%表現の自由クラスタのデマに踊らされたもの。
「日本でフェミニストを語っている連中は、フェミニストではない」
「本来のフェミは女性の自由と権利を求めている思想(だから、ツイフェミはフェミではない)」
「リベラルフェミニズムは温厚なフェミニズムである」
「ツイフェミはトランス様という聖者を叩くTERFという悪者である」
坂爪真吾のツイフェミバッシングまで引用する始末で、もう、ぼくが今までに何百、何千、何万回批判したかわからない、表現の自由クラスタのデマをそのまま垂れ流すのみで、本当にがっくりと来ました。
あまりのことに、コメント欄とご当人のツイのDMで意見述べさせていただいたのですが、当然、反応はありませんでした。
何しろ前後編で合計一時間半くらいの動画で、ご当人もそれなりにガンバって調べたものである以上、それなりに自信を持っており、今さら撤回できないのでしょう。
いや、しかし、それにしても、です。
ゴシップちゃんねるは左派に懐疑的なはずで、ことさらにフェミに興味はなくとも例えばジェンダーフリー、年間十兆円の予算を獲得している男女共同参画局、DV冤罪、夫婦別姓、上野千鶴子と、端々でそのヤバさを見聞していないとは、どうにも考えにくい。
ともあれこの件はこれは今回の平安氏を連想させます。
まあ、平安氏はやたら保守を自称したがるのですが、ピル神を称賛するのみならず、渡辺直美を邪気なく称揚するなど、ぼくの目からは軽率なリベラルにしか思えないのですが。どうも彼は(アニメアイコンの割に)オタクが大嫌いのようで、恐らくオタクの代表である(と彼が信じる)表現の自由クラスタに逆張りし、「勝つ」ことが目的化していて、あまり思想はない方なのではないかと思います。
一方、近年では神崎ゆき師匠がnoteでリベラルフェミニズムage(不思議なことに唐突に「リベフェミ」を持ち出し、「真のフェミ」だと理由も何もなく誉める)記事を書いていましたが、まあ、この人は確信犯というか、単なる左派寄りの人でしょう。
※補遺※
この部分に、神崎ゆき氏からクレームがありました。
神崎氏はあくまでフェミに批判的であり、問題の箇所もあくまで「リベフェミは一般的な人々の感覚に親和性がある」ことを指摘したのみであり、自身の考えを表明したものではない、とのことです。
正直、普通に読めば(神崎氏自身が)誉めているように思えるのではと思うのですが、ともあれ長らく話しあいに応じていただいて、ご本人は「リベフェミ」も評価はできないと考えている旨を述べられました。
(また、noteの記述にも改訂、補足を加えていただくことになりました)
ともあれ、そのような理由から上の記述は誤っていることを、お伝えしておきます。
また、ぼくは動画で「パウラちゃんねる(ハートカフェ)」や「フェミニストちゃんねる」をも批判しました。これらチャンネルも「ツイフェミ」や一般的な女性を批判し続けながらも、いざ「(真の)フェミニスト」が俎上に上がるといきなり平伏するという奇妙な振る舞いをしておりました。
恐らくこれらチャンネルは業者が作っており、政治性(本人たちの節操)はない、というのがぼくの想像ですが、今回(つまり平安氏やゴシップちゃんねる)の件を鑑みるに、「左派が、自己の利益のため嘘をついていた」のがもう、「百回言ったので、嘘が本当になった」モードへと進行していると考えるのが妥当なのでしょう。
まあ、本当にがっくりと来る話です。
あまり批判めいたことはしたくないのですが、このゴシップちゃんねる、よく作られてはいるのですが、ソースはほぼ、ウィキです。それ以外の何かが提示される時もまず、ほとんどの場合がネット情報です。
そう、『朝日新聞』は「もう、悪者ということになっているメディア」ですが、「ネット」については実のところ、真偽を(というよりはそのメディアが左右のどちら寄りかを)判断する手掛かりというのは意外にない。そんなことからころりと騙されてしまったわけなのでしょう。
逆に言えば(大手メディアがネット含め左派一辺倒なのは言うまでないとして)ネットで市井の人間が発信しているフェミ情報はほぼ、表現の自由クラスタに影響されてしまっている、ということなのかもしれません。時々ぼくは「ここ数年で表現の自由クラスタの影響力が落ちた」「真のアンチフェミが育ってきた」的な指摘をしましたが、情勢はまだまだ敵さん有利、ということなのでしょう。
実は伊是名夏子問題についても、近しいことを感じました。
ぼくは『WiLL』様の記事で彼女のスタンスが安積遊歩という人物に極めて近く、またそれを乙武も共有していることを指摘し、ある種の障害者運動には共通の問題があるのではと推測しました。
しかし、時事系you tuberは誰もそんなことには頓着せず、ただ、「既に悪者認定がなされている個人がいるので叩いている」だけのようでした。伊是名師匠のバックに、問題のあるイデオロギーが隠れている、といったことに、彼らは関心を持たないのです。
これはもちろん、一方では「自分は障害者全体への偏見を持っているわけではない」と強調する必要がどうしてもあったからでしょうが、いや、むしろ本当に「叩いてよい個人」を叩くことだけが重要であり、だから実のところ彼らは伊是名師匠の「障害者」という「属性」にすらも頓着していなかったのでは……という感じが、しないでもありません。
これはまあ、紙の週刊誌メディアもそうで、「大衆」そのものが「取り敢えず対処療法的に叩く」悪者だけを求めていることが原因なのでしょう。
■おれの名はマウント超人よくわからない人だ!
えぇと、「よくわからない」のは項タイトルの方ですね。
一応今回(というのはこの四回の連載全体のことですが)、項タイトルは『仮面ライダー(第一作)』のサブタイトルをもじるという趣向で、本項のタイトルは「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」が元ネタです。すんません、こういう要らぬ趣向は話をややこしくするだけですね。
ともあれこれ以降もまだ少し続くのですが、それはnoteで課金してお楽しみいただければ幸いです。課金コンテンツを生み出す余裕もなりつつあるので、「ちょっと助けてやるか」とお思いいただける方は上のタイトルをクリックしてみてください。