腐女子については、かなり説明に骨が折れるのですが……まず、腐女子を「男オタを反転させた存在の女オタ」として見ることができないという主張は、そもそも男と女とが単純な対象物ではない、との原則を考えれば正しいでしょう。
萌え美少女物に女性のファンがつくことからもわかるように、実のところ「男性向け」とされるコンテンツが実のところ「両性向け」の面が多々あるのに比べ、「BL」はかなりニッチです。
近年ぼくが「ブスコンテンツ」と故障するものの中にフェミもBLも含まれ、「こじらせを抱えた女性向けのコンテンツ」であると言える。
その意味でオタク男子は相当腐女子に対して鷹揚に接していると思うし、しかし腐女子がオタク男子に理解があるかとなると、それは疑問です（もっともこの図式は一般の男女においても同じでしょう）。

ただし、ぼくが何故腐女子に対して「温かい目線」を持つかというと、ごく単純に言えば「仲間意識があるから」ということになりますが、敢えて言えば政治的には「男オタを反転させた存在の女オタ」と言えるから、ということになるでしょうか。

基本、オタク（男子）はノンポリだと思いますが、発言力のある上の連中、ぼくが「オタク界のトップ」と呼んだり「自分をオタクだと思い込んでいる一般リベ」と呼んだりするようなヤツらはみな左派で、彼らは世間に向けて「オタクはフェミの子分でございます、我々はフェミ様のために全コンテンツを投げ出す所存でございます」とアナウンスを続けている。
それと同様に腐女子のマジョリティはフェミではないはずですが（一般女性とフェミ含有率を比べれば比率が上がる可能性はありますが、ただ、腐女子＝フェミと言うほどではないはずです）、やはり発言力のある「腐女子界のトップ」は「腐女子はゲイの理解者でございます！」とアナウンスを続けている。
これはまたホモと腐女子のバトルになった場合、（理がどちらにあるかはケースでまちまちでしょうが）政治的には腐女子不利のはずで、そうなるとぼくはオタク界の上にいる寄生虫どもを喜ばせないためにも、腐女子の味方をせざるを得ません。

そしてまた、今回書き込んでくださったことについては、残念ですがあまり賛同ができません。
話が通じないなんて女全体についてのことですし、そもそも「彼女らは韓国系」とすると、じゃあアメリカにいる腐女子もそれなのか、となりますし。