顔面核爆弾 のコメント

被害に遭われた京アニスタッフの皆様のご冥福をお祈り致します。

7年前のコンビニ強盗事件の捜査段階で青葉容疑者は「秋葉原で起きた無差別殺人犯の心境と同じで、刑務所に入りたかった」と話していたそうです。
青葉容疑者が我々と同じ非モテであり、そしてオタクであったことは揺るがざる事実でしょう。そういう意味では、(青葉容疑者の罪は決して許されないものではあるけれど)私は彼にも同情してしまいます。
彼の生い立ちは私や兵頭さん以上に悲惨であり、絵に描いたようなDQN家庭でネグレクト同然に育てられ、家族との関係は希薄だったようです。
幼少の頃から寂しい思いをしてきた青葉容疑者は年齢を重ねていくうちに精神に異常を来し、統合失調症を患い、その症状が悪化した結果、被害妄想から恐ろしい殺人鬼と化してしまいました。
ある意味、私や兵頭さんのような弱者男性(オタク)は誰もが宮崎容疑者や青葉容疑者のような殺人鬼になる可能性を秘めているという山本寛さんの主張は決して100%ウソではないのかもしれません。
もしかしたら今回の事件がトリガーとなって第二、第三の青葉真司がサブカルの本拠地で似たような事件を起こし、本当に山本寛さんが仰るような戦争状態になる可能性は実際あるんじゃないでしょうか?
サブカルとオタクの争いが今後ますます激化していくのは容易に想像できますが、とりあえず作り手側である我々はある程度、山本寛さんが仰るように危ないオタクから本格的に自衛していく必要性は確かにあると思います。
実際問題として青葉容疑者のような「パクリやがって」と支離滅裂な被害妄想で善良なクリエイターを攻撃する危ないキモオタは枚挙にいともがない(というか、私も攻撃されたことがある……)。
山本寛さんの仰ることに私は全面的に同意はしないけれど、半分くらいは正しいことも言ってるんじゃないかと珍しく彼の発言に少しばかり頷いてしまうほど、近年のオタクにはまともじゃない人間もチラホラいると感じています。

>本件は「オタクの中の持たざる者と持てる者とのバトル」であると表現し得るでしょう。青葉容疑者、自業自得とはいえ、底辺の、未来に希望の持てない立場にいたことは明らかです。

モテないオタクを相手に露骨な商売をしてきた京都アニメーションの方々は常に危険と隣り合わせの中、自分の作家性を最低限に抑えてアニメ作りに励んだ結果、底辺のオタクに殺されるという悲惨な末路を辿ることになりました。
ある意味、山本寛さんが仰るように京アニは代償を払わされただけなのかもしれません。ただ、いくら何でも放火という手段で35人も惨殺されなければならないほどの罪を犯したとは到底思えないんですよね。
確かに彼らはチープな作品で青葉容疑者のようなキモオタを金づるにしてきた麻薬の売人以下(この表現は本当に胸糞悪い)の存在だったと言えなくもないけれど、そんなのは商売の自由でしょう。ポルノに対する批判にも「商売・金儲けの自由を表現の自由にすり替えている」というものがありますが、それの何が悪いんだといつも思ってしまいます。
現実的な話、青葉容疑者のような搾取対象のオタクが存在しなければ、オタク文化は成り立たない。青葉容疑者はそのことをある程度理解していたがゆえに犯行に及んだ可能性もありますが、それで殺されちゃ身も蓋もないでしょうwww
コミケで1日に10万も20万も金をドブに捨ててるオタクの皆さんはその金を3次元の女に使えば、彼女の1人や2人できると思いますし、いつでもオタクを卒業できるだけのポテンシャルは十分秘めていると思っております。なので近年のオタクは経済力というより別の問題を抱えた人が多そうなイメージです。
青葉容疑者なんか生活保護で暮らしていたとは思えないほど京アニのグッズやDVDが多数押収されたそうで、オタクライフに関してはフツーに満喫できるだけの環境はあったと思われます。
近隣住民とトラブルになった時に青葉容疑者が言い放った「俺には余裕がねえんだ」発言は経済的なことではなく精神的に辛い、苦しい、寂しいという彼のSOS信号だったのではないでしょうか?

>『BD』も『らき☆すた』も未見なのですが

どちらも見なくていいと思いますよ。
あくまで個人的な意見ですが、この2作品はどこが面白いのかさっぱり理解できない迷作です。
正直な本音を言うと、私は押井守さん特有の意味不明かつ後味の悪い作風が嫌いだったんですよね。
押井守さんの信者の方々はオタクを見下しているようなサブカル気取りのウザい人たちばかりで、ビューティフル・ドリーマーのような原作レイプも甚だしいゴミを褒めてる連中の気が知れませんでした(うる星やつらの劇場版は完結篇以外は微妙なのしかありません。4作目のラム・ザ・フォーエバーなんかBDに負けないほどのゴミでしたよwww)。
『らき☆すた』にいたってはリアルタイムで見てた当時、私は「なんでこんなのが社会現象になってんの?」と首を傾げていたくらいですwww
エヴァの社会現象にも首を傾げましたが、ハルヒやらき☆すた辺りから本格的に日本のアニメ業界が迷走していった感じは確かにあると思います(無論、山本寛さんの仰ることには全面的に同意はしませんが)。
いずれにせよ、オタク文化を破壊しようとする青葉容疑者のようなオタクが出てきたのは時代の必然だったのかもしれないし、彼のような狂ったオタクを世に生んでしまったのは我々にも責任があったと言われても仕方なかったかもしれない。
今回の事件が現状のオタク文化に対する警鐘であったのならば、私たちは今後のオタクの在り方について再び見つめ直さなければならない時期が来ているんじゃないでしょうか?
願わくば、こんなにも悲しい事件が二度と我々の同族によって引き起こされませんように……。

No.1 64ヶ月前

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