兵頭新児(著者) のコメント

兵頭新児 兵頭新児
(著者)

おお、早速ありがとうございます。
本作、ラストのあれさえなきゃ、まあまあ楽しめる内容なんですけどね。
また、作者なりに伊東くんには愛着を持って描いているはずだと思うのですが、やはりそれ以上に綾戸さんへの愛着の方が勝ってしまったのでしょう。
恐らく作者は何となく編集者が思いついたネタを押しつけられ、迷いながら描いたのだと思います。作家として、それなりに誠実な作を描く人でもあるのでしょう。
ですがそれが、言わば女性の中の「悪意なき悪意」を正確に写し取ってしまった。

>前に兵頭さんがテッドを批評した時にも仰っていましたが、本作も非常にDQN的な価値観が強く、オタクを生贄に差し出すことで最終的にDQNやサブカル君が勝ち組になるというアホ臭いサクセスストーリーに心の底から辟易させられました。

『テッド』、実は最近自分で記事を読み返して、ラストの悪役になる「テッドのストーカー父子」が妻に逃げられたと思しい存在であることに触れてないことに気づきました。
彼らを「オタク」と呼ぶのはちょっと強引ですが、「主人公より劣る側」を悪役に配置するという非常にいやらしい展開ですよね。
つまりこのストーカー父子こそが伊東君で、その元嫁は綾戸さん的人物であったわけです。

>腐女子やオタク女性って、なんかDQN的な価値観が強くてどうにも苦手です……。

まあ、ちょっとそれはありますね。
いわゆる『801ちゃん』の数年前、ブームに乗れなかった『妄想少女オタク系』とか何とかいう腐女子が主人公の少女漫画があったのですが、それが「ギャルにいじめられ、ヤンキーに助けられる」というハナシw
この種の女性向け漫画で、オタク男子とくっつく作品があれば、評価したいところですが、なさそうですね。

No.2 73ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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