顔面核爆弾 のコメント

アニメ化された時に私も原作の方を読みました。
正直、微妙な出来でしたよね……。
今回の記事は心底共感しながら拝見させていただきました。

>一体全体どうしたことか、極めておかしなことに、本作ではこの筒井君のオタクとしての生活がほとんど描かれていないことです。
もうホントそれな!!!って思わず叫んでしまいましたwww
筒井君は確かに非モテキャラではあるかもしれませんが、オタクかどうかと言えば引っかかるところが多いんですよね。
筒井君は「オタク=女に弱い」という近年ありがちな謎のキャラ付けをされているわけですが、現実のオタク特有の「三次女への絶望」という我々の一番のアイデンティティを彼が有していない点こそ本作がイマイチ楽しめない理由となっているんですよね。
例えば筒井君がネットで過激な女叩きをしたり、美少女をバラバラにしてコンクリート詰めにするような鬼畜系エロ漫画を読んでいるなどの女嫌いを露骨に体現するようなキャラであったのならば、もう少し本作を褒めれたんですが(もっとも少女漫画雑誌で連載されているわけですから、そんな描写は不可能でしょうけどwww)。
やたらと「現実を見ろよ」的な謎シリアス展開がクソ寒かった点、そして色葉のキャラがイマイチ立っていないために全くもって面白味が感じられない点が本作を見事なまでにつまらない作品にしてしまいました(キャラクター性を売りにしている萌えヒロインに慣れてしまっているせいか、色葉のように作中で容姿がいい以外にこれと言った特徴がないヒロインは純粋に退屈でした)。

以降は「筒井君と色葉ちゃんをこうすれば面白かったんじゃね?」という私の妄想です。
まず筒井君を重度の女嫌いキャラにし、女を見ただけで精神的な発作を起こしてしまうため、最近では2次元美少女にさえ抵抗が出てきた設定にします。
だがしかし、筒井君は遅刻した罰として色葉ちゃんと共にプール掃除を課せられてしまう。
そこでキュートな筒井君の姿に一目惚れしてしまった色葉ちゃん。
そんな色葉ちゃんに女嫌いであるはずの筒井君は自分でも不思議に思うほど初対面の彼女に惹かれていく。

「色葉ちゃん、僕は……もう我慢できない!」

筒井君はスク水姿の色葉ちゃんの全身にキスの雨を降らせた。それから、自分の股間を色葉ちゃんに密着させて、アソコ同士をわずかに触れ合わせる。

「ん? 色葉ちゃんの股間から何か馴染み深い感触がしてきたぞ……」

そう囁いた筒井君は力強く色葉ちゃんの股間を指でつねる。

「いやぁ〜ん、らめぇ♡」

おずおずと開かれた色葉ちゃんの脚を腕で固定して、温もりを帯びはじめたアソコを濡れた舌で筒井君はなぞりあげた。

「見ちゃらめぇ〜♡」

ふっくらと色葉ちゃんの股間部分は盛り上がっていて、玉袋が多少はみ出ていた。

「色葉ちゃん……やっぱり、男の子だったんだね。オチンチンがスク水からはみ出てるよ♡」
「ふぇぇ、だって収まりきらなかったんだも〜ん♡」
「うほほ~い、男の娘キタコレだなぁッ! もう我慢できねえッ!!!」
「あッ、あぁァァ……」

色葉ちゃんは羞恥の声を漏らした。恥辱とわずかな理性が訴える屈辱に、色葉ちゃんの肌が真っ赤に燃えあがっていた。

「ふふふ……可愛いな。色葉ちゃんのそういう顔がもっと見たいなぁ〜♡」

筒井君はピンク色に染まった色葉ちゃんの耳に軽く歯をたてる。

「はぅッ」

筒井君は喘ぐ色葉ちゃんの顔を引き寄せて、乱暴に唇を吸った。舌を口腔内に差し入れ、色葉ちゃんの舌をなぶる。唇が離れた時、唾液の細い糸が2人をつないだ。


ーーー


時は流れ、難病の手術のため海外へ行く期日が迫る色葉ちゃん。だが、手術が成功しても記憶が失われてしまう可能性が高い。

「大丈夫、筒井君のことは絶対に忘れないよ。だから手術が成功したら結婚しよ♡」
「うん!!! 約束する……」

色葉ちゃんは泣きじゃくる筒井君の頭を優しく胸に抱き寄せると、震える筒井君の身体をそっと押し倒した。

「手術前に筒井君に会えるのは今日が最後だから『男の子の愛し方』を肌でたっぷりと教えてあげる♡」

色葉ちゃんはソフトな声色でささやきながら、筒井君の首筋に唇を這わせる。

「誰かを愛するのに決まった方法なんてなくて、結局は十人十色なんだよ。心を開いて、誠心誠意ぶつかっていくしかない」

色葉ちゃんにそう言われると、筒井君は小さく息を吸い込んで裸身をブルッと震わせた。

「筒井君になら出来るよ♡ 好きな人に『好き』と言うこと。唇に唇を重ねること。肌に肌を合わせて『愛している』と目で、指で伝えること」

筒井君がどんなに心を開いて誠心誠意ぶつかっても今まで彼を愛してくれる人間なんてこの世には誰もいなかった。そう、色葉ちゃんと出会うまでは……。
筒井君の全身が過敏になって、肌の上を色葉ちゃんの吐息が滑っただけでも甘い疼きがこみあげてくる。
ゆったりと横たわった筒井君はうっとりと色葉ちゃんを見上げる。
筒井君は興奮で頰を赤らめながら舌の先でペロリと唇を舐めて色葉ちゃんの唇にキスしていった。

「僕はこの歳になっても『人の愛し方』なんてよく分からないキモオタだけど、自分なりのやり方で色葉ちゃんのことを全力で愛すから。だから、もっともっと色葉ちゃんとエッチがしたい! 二度と僕のことを忘れられないくらい色葉ちゃんを感じさせてあげるからッ!」
「いいよ……筒井君とエッチ出来るのはもうこれで最初で最後かもしれないから存分にイカせて♡」

色葉ちゃんは恍惚の表情で救いを求めるように筒井君へ両手を差し伸べる。
2人は息を弾ませて互いの肉体をきつく抱きしめた。


ーーー


手術は失敗に終わり、その後筒井君のもとに色葉ちゃんが戻ってくることはなかった。
筒井君はキモオタのまま結婚する事も無く、友達もいないまま60数年もの虚しい月日を過ごした。彼もずいぶんと年を取った。
近所からは危ない老人、ボケ老人と言われ、昔と変わらない孤独な生活を送っている。
筒井君の所に訪れる人と言えば、市の職員が死んでいないか確認しに来る程度だ。
ある冬の日、風邪をこじらせてしまった筒井君は震える寒さの中で布団にくるまって寝ていた。
だんだん意識が遠くなる中、筒井君はあの日の約束を思い出していた。
結局、色葉ちゃんとの約束が実現されることはなかった。
僕は一生キモオタのままなのかな……。

「大丈夫、筒井君の人生は今ここから始まるんだよ。だから、これから向こうで一緒に結婚式しよ♡」
「この声は……どこかで聞き覚えがあるような……?」
「ゴメンね、約束を果たすのが遅れちゃって。もう永遠に筒井君を離さないから! これからはずっと、ずっと、ずっと一緒だよ♡」

耳元でそう囁くと、筒井君をぎゅっと抱き寄せる。
そこには60年以上前に心の底から愛し、恋い焦がれたあの男の娘の姿があった。

「色葉ちゃん……⁉︎ 本当に色葉ちゃんなの……?」

色葉ちゃんはあの頃と何ら変わらぬ優しい笑顔で筒井君に手を差し伸べる。

「2人のハネムーンはどこがいいかな? 筒井君はどこがいい?」

震える涙が止まらない。

「色葉ちゃんのいるところなら、どこだって天国さ……」

筒井君はそう言って色葉ちゃんの手を取ると、永遠に続く光の中へと旅立っていった。

>次週辺り、続きをアップしますので、どうぞよろしく。

楽しみにしております(^^)

No.3 73ヶ月前

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