>>16
>「これこれが、これこれの理由でパターナリズムである、藁人形論法である」との言及に乏しいのが欠点と言えます。

　ゴミ屋敷の主から「どこが汚いのか言ってみろ」と居直られるというのは、なかなかに味わい深いものがありますねw
ヘラクレスでも萌え奉仕種族でもない身には引用元のURL紹介で終わらせたいところですが、暇が出来たので少しだけ。根気強く相手をしてくれるskyline氏には感謝しても罰は当たらないと思いますよ。
　そもそも「ジェンダーフリ－」バッシング自体がジェンダー概念への誤解に基づいた中傷であって、根拠を欠くものです。記事が始まる以前から藁人形は用意されていたわけですね。
　引用元のサブタイトルでもある「なぜジェンダーフリーは叩かれたのか？」という疑問にはインタヴュー冒頭で上野が明解に答えています。

　＞私はバッシングが始まった当初から、バックラッシュ派は「うまいターゲットを見つけたな」と思っていました。なぜかというと、まず「ジェンダーフリー」という言葉は女性学の研究者のなかでも合意が形成されていないという意味で、フェミニズムのアキレス腱だったからです。

　良かったですね、褒められてますよｗ　更に上野は行政フェミと草の根フェミの不協和に言及した上で、まさかバックラッシュ派が和製英語としての「ジェンダーフリー」と学術用語である「ジェンダー」を混同するほどに「野蛮ではあるまい」と考えていたことへの反省を述べています。
　ですから、skyline氏が兵藤氏の「ジェンダー」観を問いただすのは議論を成立させる上では当然のことです。残念ながら誠実な返答は無いようですが･･･
　出発点がこれですから、あとはいちいち取り上げるのも面倒な話になります。「パターナリズム」に触れるなら個々人の自由な判断に委ねるべきものを権力が主導すべし、という態度をそう呼んで何が悪いのか、としか。まどマギ記事に関しては「ゾーニングまかりならん」等と主張される規制反対派は初めて聞きましたね。主な論調は「ゾーニングの努力は充分されているのに都の規制案は理不尽」というものでしたが。だからこそ都の行った「調査」の不誠実さが非難されたのではないですか？　http://twitpic.com/3r6961　反対者の中から極論を拾い出してその全ての主張にすり替える、という手法はホモソーシャル批判への言及部分で引き合いに出された差別的言説に他ならないと思いますが。
　そうそう、skyline氏とのやり取りの仲でアファーマティヴアクションに反対されているのは苦笑しつつも大いに納得しましたw　先行する差別構造を無視して論を展開される以上は当然の反応ですねw　あと、リベラルな言説というのは万人に開かれたものなので、意見を戦わせるもの同士がそれぞれに用いることが出来るのは当然ですが、兵藤氏の文章からは他ならぬ上野氏からの剽窃が多いように感じます。他人の褌で相撲を取るのも程々にしないと格好がつきませんし、それも攻撃対象のものとなると･･･ニコ動住民からも「お前が言うな」と言われますよ。