GUY FAWKES のコメント

「とりあえず、純粋にドラえもんが好きな人は、見ないほうがいいです。著者のドラえもんに対する知識は相当なものですが、それとのび太に対する嫌悪感が相当なものであることがにじみ出てきます。
のび太は、はっきりいって誰もが持ち、誰も克服できない(克服したとしてもすぐに戻ってしまう)弱さの象徴であり、
人生で一生背負っていかなければならない十字架のようなものだと私は思います。
いつまでもダメさが改善されないのび太を著者は批判しますが、「著者の中にも「のび太」はいない?自分を見つめなおしてみて。」と言いたくなります。
その、のび太系男子のネタも前半で尽きてしまい、中盤以降は藤子Fのエコ系になってきたことの批判やオリジナル映画の批判になってきました。のび太を批判するなら、その影響を受けたという「のび太系男子」がどう生きればいいかくらい書いたほうがいいと思います。
これ、ネットでも読めるそうなので買う価値はないと思います。
あと、ドラえもん批判の一つとして江川達也を持ってきたのもテンプレートなので、マイナス点。
今の江川は漫画すらまともに描けなくなっているので、彼の漫画に対する意見は参考文献として取り上げるに値しません。」
ーAmazonでの当該書某レビューより

もう、この件についての意見はつきませんが、こちらのレビューに書かれた事が全てを物語っています。
稲田シショー最大の醜さとして、これだけの愚にもつかぬエセ評論を『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄』などという著書名とほのぼのとした表紙絵で所謂・釣りをやらかしたことへの自己保身と欺瞞がある。
素直に『のび太系男子(ロスジェネ世代)を生み出した「ドラえもん」 藤子・F・不二雄の大罪』と公表できないのは卑怯極まりない姿勢です、どうせそれを指摘しても「何のことですか?」と真顔で首を傾げるのでしょうが…

>いっぽう、年1回の大長編で人外の魔境を大冒険し、勇気を奮い立たせ、責任感や自立心が強まり、仲間たちとの友情を深めたのび太も、翌月からの連載ではまたダメ人間に戻っている。無成長の無反省、それがのび太系男子だ。(194p)

あまりにも馬鹿げた暴論、原作マンガやテレビアニメの「平時下・日常性」と大長編作品の「戦時下・非日常性」を同列に考えられると正気で思っているのなら稲田シショーは認識の統合を失調していると言わざるを得ない。

>『ドラえもん』の準主役、否、考え方によっては主役と呼んでも差し支えないのが、野比のび太である。(30p)
>が、それにしてものび太という男、児童向けマンガに登場する準主人公(見方によっては主人公)にしては、人としてのNG度が高すぎやしないだろうか。(51p)

だったらなんで22世紀からセワシくんとドラえもんがやってきたんでしょうかねぇ…作品の主旨がまるで理解できてないのか?

> Fチルドレンたるのび太系男子は、今日もせっせとチョコレートの箱を開け続ける。いつかきっと、すべてが「今よりも良くなる」と信じて。
(295p)

もう一言で言い表してしまいますけど、稲田シショーって「『ドラえもん』は80年代以降の男を堕落させた、こんなものを有難がるから社会の所為に責任転嫁するばかりで『本当の男』が育たなくなった」といいたいだけですよね、つまりは全て自己責任でナンダコリャ…森昭雄のゲーム脳か!ww

これでよくもまぁ「現代日本だけでなく国際社会は極右、全体主義・ファシズムへと向かいつつある」と言えたもんだ…
大体にして、リベラルの根底には「封建的な家父長制の日本男社会が諸悪の根源」としている勢力を内包している以上、「のび太系男子は競争を放棄した、国際社会へ輸出できる代物ではない」という理屈も香山リカ女史しかり内田樹キョージュしかり、彼らの姿勢からすれば欺瞞的に筋が通っていることになる、
そして、所謂・リベラルとされる知識人()の安倍政権や日本会議への批判をする一方で、当人達こそがネオリベ的原理を明確に肯定していることに他ならない。(保守派を肯定するつもりは更々ないが)やはり、リベラルが信用を失ったのも当然の成り行きなのでしょう。

>ことさらに自らを人権派だと称する人々の中には結局、(本人には自覚されない)おぞましい憎悪が隠れている。彼らの「正義」はただそうした自らの醜い心性を見まいとする自己欺瞞のためだけに、最初からあった。

この様に兵頭さんもさんざっぱら仰ってますが、こういった連中が弱者を弱者として承認しないにもかかわらず「我こそはサブカルの伝道師、政治的正当性を守護する社会正義でござい」とする恐るべき卑劣さを公言して憚らないのは本当に憤懣やるかたない。
結局 、彼らは「弱者を救済する」という正義を盲信したいが為に自分達に都合の悪い事実を否認し続ける為に、ダブスタと詭弁を呈する肥溜めとしてオタクや貧困に喘ぐ男性に排泄物をぶっかけ続ける。

No.1 90ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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