顔面核爆弾 のコメント

 >ところがある種、『クロスアンジュ』は古典的ピーチ姫的物語に戻ってしまいました。

そこなんですよ!!!
私がイマイチ『クロスアンジュ』を楽しめなかった理由を兵頭さんが見事に指摘して下さいました。
あんな男が女を取り合うだけのアホらしい80年代的ノリの作風にするんなら最初から女キャラだけ出してフツーの百合アニメにしてしまえば良かったんですよ(そうすれば円盤も倍以上売れたろうに……)。
ホントいろんな意味でもったいない作品でした。

 >アンジュが、徹底的にエンブリヲを否定して終わるのです。
 この時の、何というか「大義」っぽいことを語る男性キャラを「髪型がキモい」的な感覚的なことで否定する辺り、本当に80年代的です。

今回の記事はいつにも増して面白いですね。
確かにアンジュちゃんが仰るようにエンブリヲの髪型はキモいですが、悪役としては大変キャラが立っており、ナルシスト臭を全身から漂わせる厨二丸出しな感じが彼の魅力をより引き立てています。
個人的にはタスク君よりも実はエンブリヲの方が好きなくらいでして、タスク君を出さずに百合美少女たちが残念なイケメンであるエンブリヲ様をボコるような娯楽性の高い勧善懲悪なストーリーを展開して欲しかったものです。

>80年代のアニメというのは本当、「正義」という「男性原理」を徹底的に破壊し続けていました。

オタク文化自体が男性原理的なマッチョイズムに対するカウンターとしての側面を持っていることは確かでしょう。
本田透は『萌える男とは、つまり、萌えキャラクターと自分を重ね合わせる男なのである。二次元の世界の中で、男性性から解脱して女性性・少女性を獲得するのだ』と喝破しました。
岡田さんも萌えを男女平等であると断言しましたが、本来『萌え』とは競争原理的なマッチョ要素を排除したウィンプによるネバーランドでした。ここ数年で男性原理を完膚なきまでに破壊した結果、百合感漂う日常系アニメが大量生産され、男性そのものが存在しない領域へとオタク文化は変化していきました。
まつもむし師匠が御自身のブログのリンクをツイッターに貼っていたので読んでみると、そこには彼が『陵辱専』になるまでの経緯が幼稚園の頃から詳しく書かれており、大変興味深く共感出来る点もあったので今回の記事に絡めて紹介していきたいと思います。

まつもむし『私の性の対象が女性に変わったのは、小学校3年生の頃でした。(中略)それ以来、私の空想は水を操る男性のオリジナルキャラと新しい女性キャラの二人が並存する形になったのですが、途中から空想の主人公は完全に女性のキャラクターに変わりました』

この箇所を読んだ時、本田透が『「愛する対象と同一化したい・同じ立場に立ちたい」という萌えオタクの平等主義・同化主義の表れであろう。自らが萌えキャラになってしまうことで、萌えキャラと自己との関係は限りなく「平等」に近づいていく』と明言したのを思い出しました。
最近のまつもむし師匠は皆藤さんと同レベルだと思っていたんですが、ブログの方では『自分がフェミニズムに好意的な印象を持っているかといえば、そうではありません。(中略)フェミニズムは男性と女性はこうあるべきということを主張していたり、男性と女性をそれぞれのチームであるかのように捉えていたりするように感じるからです』とフェミ様に対して懐疑的なスタンスを表明しており、私は彼に対して比較的アンチフェミ寄りな印象を受けたので結構見直しました。
まつもむし師匠は初めてのオナニー経験について、こう語ります。

まつもむし『私が自分の性的指好(いわゆる性的サディズム)に気づいたのは、幼稚園の頃です。当時の私はウルトラマン(ティガもしくはダイナ)に熱中していたのですが、あるとき「もし生身の隊員が怪獣の攻撃を受けたら」と想像して、何か惹かれるものを感じました。隊員を演じていたのは、20代の「男性」です。実際に生身の隊員が攻撃されるのを見たのか、想像から入ったのかは分かりませんが、それが最初でした。その頃から生身の隊員が怪獣の攻撃を受けるシーンを空想して、自慰もしていました。ボロボロになった隊員がトイレに流されるといったような、ハードな内容の妄想もしていたと記憶しています。ただ、当時は子どもですから、それが性的なものとの意識はありませんでした』

実は幼い頃、私にも彼と似たような経験があります。
マジンガーZが暗黒大将軍に送り込まれた戦闘獣グラトニオスの伸縮自在の腕によって一瞬で粉砕されたり、頭部からの超振動波で痺れさせられたり、挙げ句の果てには光子力ビームを真正面から打ち破られたりと主役なのに散々な目に遭ったと思いきや、次の瞬間「ブレーンコンドル!!! ファイア〜ッ、オーン!!!」と地上の平和を守るため(主役の座を奪うため)神のつかわした偉大なる勇者(何の前触れもなく唐突に出てきた)グレートマジンガーさんが颯爽と現れ、ビラニアスを秒殺し、怒ったグラトニオスが「おのれ〜ッ、グレートマジンガー!!! 戦闘獣グラトニオスの仇を討つ!」と何故かビラニアスと自分の名前を間違えて叫びながら突っ込んでいくも結局秒殺され、グレートさんがマジンガーをお姫様抱っこして「マジンガーZよ、今安らぎの時が来たのだ」とか言ってたらホントに来週からタイトルが『グレートマジンガー』になっちゃったよ的な場面に遭遇した幼い私はマジンガーに自己投影しながらマゾヒズムに浸っておりました。
まつもむし師匠は自らのオナニーのシナリオについてまで述懐します。

まつもむし『オリジナルの人物は自分をモチーフにしたもので、(中略)水を操って戦うなど技などの設定までありました。自分の妄想は基本寝る前に布団に入ったときにしていたのですが、ストーリーをきちんと組み立た上で、そのキャラがやられるシーンで自慰をするという形でした』

この人、純粋に面白いですね(^ ^)
確かに布団に入って妄想する時はストーリーをしっかり組み立てて目の前の現実から全力で逃避する準備が整ってからオナニーに励むのはオタクにとっては日常といえるでしょう。
私のオナニーのシナリオは兵頭さんがヒーロー役でフェミ様が悪役として登場し、全ての弱者男性に理想の恋人が出来るようなストーリーが進行されますwww
リベオタによるオナニーのシナリオをクロスアンジュで例えるならば、彼らは恐らくタスク君に自己投影してたんじゃないでしょうか。
ちなみにクロスアンジュのクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央さんは典型的なミサンドリストで大変有名な方です。

福田己津央「クロスアンジュのスタジオは僕が今まで関わったどの作品よりも女性の比率が高い。良いことだと思う。惜しむらくはお話を作るセクションに女性が少なかったこと。やっぱり野郎ばかりで作ったものは、どこか歪む。それとアフレコが女性ばっかりというのも華やかで良いものです。それに男よりも女の方が根性あるように感じるのです。多分、僕に言ってこないだけかも知れないけど、仕事の不満とか、泣き言とか女性から聞くことは少ない。日曜でも徹夜でも、普通に男並みにやってる。…頭が下がります。女性の社会進出と人権が守られている国は良い発展をしているように感じるのです。逆に女性は奴隷である…的な認識の国は、かなり野蛮な印象。日本は…、どうなんだろう? アニメの作業はそれほど男女差を感じないが、僕はまだまだな印象です。何が嫌って、男の嫉妬ほど醜くてタチの悪いものはない。そう言うのは散々見てきたから、よほど信用できる男にしか腹を割って話したりはしないのです。ネットでもそうだった。男の嫉妬というのは醜悪極まりない」

いやぁ〜、リベラル君はどいつもこいつも言うことが同じですなぁwww
前に兵頭さんが冗談で『自分たちは何があっても二次元だけを見て、ただ二次元だけを見て、リアルなセックスは元より実写ポルノは全て諦め、マスターベーションに邁進したいと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします』と言っていましたが、リベラル君は本気でそう思っているピュアなタスク君なのでしょう。
こいつら全員マジンエンペラーGに瞬殺されればいいのにwww

No.1 92ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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