GUY FAWKES のコメント

2回に亘ってお送りされているゲンロンデンパのサブカルとオタクについて関連するかどうかはわかりませんが、昨今私的に思ったことをひとつ。娯楽作品内での男女の立ち回りを性差によらない、ないしは性的役割分担を除外したコンテンツってここ数十年で色々と増えてきたと思います。ところがそういった作品が増えてきた事由をフェミニズムなり、ジェンダーフリーやらポリコレに求めると奇妙な結果というか現実も浮かび上がってくる。

サブカルに分類される人々がそうかは私にはわかりませんが、戦闘美少女なり「萌え」なりの顧客層を男性が占めてくると今度は「オタクこそが誰よりもミソジニー、男尊女卑の保守反動である!」という言説が浮上してくるのであります、「アニオタはネトウヨ!」という珍説も同様に。
これってこの際はフェミでもサブカルでも呼び方は兎も角、そういった方々が肝心のお客になる相手として女性を取り込められなかった、即ち正義の女性原理には逆らいきれなかった証左なのではないでしょうか?だからこそ、「オタクはオナニーしながら死んで、どうぞ」と余裕綽々だった上野シショーの様な存在も慌てふためいて掌クルーせざるを得なかった。
もっと言えば、フェミニズムは「女性であることに軸足を置いている癖に、それから離れることが強みになると宣伝し続ける」という、側から見れば極めて虫の良すぎる不誠実に感じられるという、予め自家撞着に陥る運命だった。だから、リベフェミとかまなざし村などと上辺だけ繕ってその場限りの誤魔化しを続けていても本性が露呈することは避けられない。

例として、今年始めに吉高由里子さん主演でドラマ化した「東京タラレバ娘」を「結婚こそが女の幸せと扇動するミソジニーのプロパガンダ」とか吉田沙保里さんの婚活を「霊長類最強女子を『女の子』という呪縛から解放しろ!」と宣った駒崎教育長をご覧ください。彼らの様な存在には「女性が自分から『女性らしさ』を選択している」という主体性を「男社会の洗脳」としか受け取れないのです。
しかしながら「では、あなた達が独自に構築できる『女性像』って何ですか?」と伺うと、以前は「男性の役割を行う女性」として戦闘美少女は「萌え」に組み込まれて男性が主要な客層を占めてしまった。かといって、これ以上個人の趣味でしかないオタクを悪者にして都合の良い立場を振り回すことはできない。
すると彼ら彼女らは前述した様に必然的に旧来の女性原理に回帰されている現実を受け入れるしかないのです。
無論、そこには「仕事したくないから専業主婦がいい」とか逆手にとって都合の良いことを宣う女性も増えてきているのですがね…

すいません、ちょっと今回の記事とは符合しないかもしれないことを述べましたorz

No.3 93ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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