>あ、お好きなジャンルを批判しているつもりはないんですよ! もちろん、理解しております。 クロスアンジュや恋愛ラボも作品自体は大好きなので当時ちゃんと円盤も全巻購入しましたwww 今ではあの悪名高い『みなみけおかわり』の冬木君も大好きで自分の友達のように思っておりますwww >ただ此方が男性キャラだからと嫌悪してしまうのは「男とは愛されない性です」と他ならぬ自分から表明していることになりかねない様で留意しているのです なるほど。 兵頭さんが『愛され格差』と表現した現象は知らず知らずのうちに我々の心の奥底に潜んでいる訳ですね(※冬木君を嫌っている人たちが良い例)。 私も職場で上司のキモいオッサンから『君! 自分の外見が周りを不愉快にしている自覚はあるのかねッ‼︎ 外見の乱れは心の乱れ! 君の日々の行いの悪さが外見から露呈している!』と恐ろしいミサンドリーを感じさせるパワハラ的お説教を食らいましたwww 実は言うと私は『X染色体が1つ少ないから男は欠陥品』いう支離滅裂な言説を子供の頃から母親に言われて育ってきたので、一昔前までずっとそう信じていたんですよ。 というか、今まで「男の人って殆どが犯罪者予備軍の暴力装置だから無能は安楽死させた方が世界のためじゃね?」的なことをわりと本気で思っていたので、兵頭さんに出会ってから考え方が180度変わりました。ですが、未だに私はチンポ騎士ではない自分に後ろめたさを感じる時があるんですよね。自分は本当に解放されていいのだろうかみたいな……。それくらい私の周りにはフェミ女が大量にいて、フェミにコミット出来る男でないと結婚はおろか女性と関わることも出来ないような状況が今の日本なんだと思います。 こんな私でも努力して、姉の伝手で知り合った腐女子クリエイターのためにネタを提供してあげたり、無償でゴーストライターになってあげたり、特典目当ての腐女子友達のために『劇場版黒子のバスケ』の特典付き前売り券を何十枚も購入したりと女性らに毎日尽くしておりますが全くモテませんwww 前に兵頭さんが『ロマンチック・ラブ・イデオロギー(という名の、リアル世界のルール)は「女の子をゲットするために、男の子は犠牲を払う必要があるのだ」という「女尊男卑」』と喝破しました。これは大変素晴らしい正論なのですが、どうしても自分の中の男らしさが邪魔をすると言いますか、チンポ騎士洗脳が完全には解かれていないのかもしれません……。 >『君の名は。』はラノベ・ギャルゲーの原作に問わず巷に溢れる高校生の男の子女の子が恋愛をする作品達と本質的には変わらないものだと思っています。 まさに仰る通りです。 私は『君の名は。』を見終わった瞬間、自分の人生はなんて糞ゲーなんだろうという絶望的な虚無感に襲われました……。 リアルでも日常的にクソ男とクソ女がイチャイチャしている光景を見せつけられ、創作物の中でも恋愛こそが絶対普遍の究極真理であると言わんばかりに非モテを排除しにかかる。その結果、非モテの居場所はこの世界のどこにもないと痛感させられる訳です。そして、この世界に非モテの居場所がないのなら、せめて自分の創作の世界だけでも彼らが活躍出来るような物語を作りたいと決心し、私はラノベ作家になりました。けれど、現実のクリエイターたちはリア充ばかりで結局我々のような非モテの居場所はオタク業界にすらなかった! 私はそれが悲しい‼︎ 兵頭さんが前に俺妹について書いたブログで『どうして? どうして編集者もオタクで、「こんなオタクな美少女を彼女にしたいな、読者たちにもそんな女の子を届けてあげたいな」と考えたのだ、とそういう発想にならないのでしょうか』と熱い論調でペトロニウスを論破してくれた時、私の目から涙が溢れました。 現実にいる殆どの編集者はペトロニウスのように『キモオタの承認欲求を満たすような金になるゴミを作れ』と命令してきますが、私は兵頭さんのようにオタクのことを心底想ってくれるクリエイターがこの世界にたった一人でもいてくれたことが本当に嬉しかった……。 私は決して独りではなかったんだと自分にもう一度自信を持つことが出来ました。 ちょうど私の過去の作品が絶版になったので、気晴らしに今度はなろう作家にでもなろうかなと考えておりますwww 『SPA!』の副業特集で、なろう経由のラノベ作家のインタビューが載っていたそうですが、「テンプレを並べるだけで何十万、ボロいっす」みたいな内容で殺してやりたいと兵頭さんがコメントしておりましたwww まあ私も同感なんですが、本音を言うとテンプレを並べるだけで何十万なら私もなろう作家になりたいですねwww 作品のタイトルはGUY FAWKESさんの言葉をお借りして『右派と左派って弱者男性バッシングではスクラムを組んでいるとしか思えない件について』なんてどうでしょうかwww ストーリーは今即興で思いついたのを書いていきますねwww 顔面核爆弾のイカ臭い部屋にある本棚には大量の資料や先輩方のラノベ本、腐女子連中からもらったBL本が並べられ、至る所に姉がプレゼントしてくれたポケモンのフィギュアが置かれている。 いつものように2ちゃんねる男女板のスレで女叩きをしていた顔面核爆弾の 頭上に漆黒の光が射しこんできた‼︎ 闇の閃光の奔流に顔面核爆弾は腕で顔を覆う。耳の奥で強風が鳴り響いた。 暗黒の粒子が脳裏を交錯する。 自分の肉体が漆黒の闇の上に乗った、と顔面核爆弾は自覚した。 足が地を離れて、身体がふわりと宙に漂う。まるで、悪夢の真っ只中にいるかのような感覚であった。 それはどこへ通じる道だったのだろう。 顔面核爆弾は漆黒の闇に包まれながら、ある声を確かに聞いていた。 「マジンヒョードーGに選ばれし混沌の勇者よ、今こそ魔界に来たれ! 大司教GUY FAWKESの名において命じる! 汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工、名を顔面核爆弾! 我との契約のもと、その内に秘めし大いなる暗黒のフォースを解き放て‼︎」 顔面核爆弾はぼんやりとした意識の中で、誰かが呼びかけてくるのを感じた。逆らいがたい何かが顔面核爆弾の胸の奥を刺激する。 「オウフwwwいわゆる異世界モノのテンプレパターンキタコレですねwww」 漆黒の闇の中で顔面核爆弾は自分が異世界に召喚されたことを理解した。 「フォカヌポウwwwチートもらって異世界で俺tueeeするの楽しみでござるwww朗報)なろう読者がついにリアルで異世界転移した模様wwwコポォ」 たまらず声をあげた瞬間、闇が目の前で弾け飛び、やがて禍々しい空が顔面核爆弾の視界に飛び込んできた。 「ドプフォwwwはよチートよこせでござるwww拙者を俺yoeee主人公から俺tueee主人公にするでござるwww」 顔面核爆弾は跳ね起きていた。心臓が高鳴り、酸素を欲している。深く息を吸い込むと、清涼な空気が肺をいっぱいに満たした。 「おぬしのことはよく存じておる。なんせ、おぬしは魔界では有名な汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工だからな! 世界中探しても、おぬしほど救いのないヤツはおらぬだろう。ふわーっはっはっはっはっはっはっ‼︎」 GUY FAWKESは一糸纏わぬ姿で愉快そうに高らかに笑う。 「お前には選ばれし『汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工』だけが乗りこなすことが出来ると言われている神が宿りし機体・マジンヒョードーGに搭乗してもらう‼︎ 心してかかれッ!」 「オウフwwwスパロボに参戦できそうな機体ですなwwwこれは期待できますぞwww機体だけにwww」 ◇◆◇ こつん、こつん……。 暗闇に複数の足音がこだまする。 先頭を歩く素っ裸のGUY FAWKESに顔面核爆弾が並んで続き、その後ろを全裸の弱者男性たちが歩いてくる。 ここは最初に顔面核爆弾が降り立った場所の背後にそびえる岩山にある、洞窟の中だった。 天井が高く、左右の通路幅も広い。GUY FAWKESがかざす松明だけが唯一の明かりだった。 ぼうっとした光の輪の中に浮きあがるぬめぬめとした岩壁を、顔面核爆弾は不思議そうに眺めている。 その隣でGUY FAWKESが詳しく説明してくれていた。孤立感をいっそう増長させる洞窟の深い暗闇にあって、GUY FAWKESの凛とした声だけが救いだった。 GUY FAWKESの話によると、スラム街『魔界』に住んでいた弱者男性たちが、『天上界』より使わされた左派の軍勢によって、攻め滅ぼされた。 左派を率いていたのは至高のリベラルより支配を授かる序列一位のフェミ・上野千鶴子だ。 「うわぁッ⁉︎」 顔面核爆弾はぬめった岩床に足を滑らせて、地面にしこたま頭をぶつけた。 「ふわーっはっはっはっはっはっはっ‼︎ 間抜けなヤツめ! さすがはマジンヒョードーGに選ばれし『汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工』だな‼︎」 「ドプフォwww褒められてんだか、バカにされてんだかわからんですぞwww」 顔面核爆弾はボソッとつぶやくと、よたよたと立ち上がった。 さらに奥へ進んでいくと、目の前が大きく開けた。天井はさらに高くなり、広場となっている場所に何かがシルエットとなって見えた。 「ん?……」 顔面核爆弾は目を凝らして、呆然とつぶやく。 「見よ、これが魔界の最終兵器にして究極ロボット『マジンヒョードーG』だ‼︎」 主に円柱で構成されたシンプルなラインのボディにとんがった形の高熱板が胸に張り付き、複雑な面構成の頭部がのっかっている。暗黒の巨人の背からは果てしない闇の翼が広がっており、その姿は禍々しい悪魔そのものだ。 近年のロボットアニメにありがちなやたらとんがりモノをくっつけてゴテゴテに飾り立てた機体とは違い、プリミティブな魅力が感じられる。 「オウフwwwカッコ良すぎてフル勃起でござるwwwフォカヌポウwww今すぐスパロボに参戦ですぞww」 ボウッ! その瞬間、震動と炎が顔面核爆弾の足もとを襲った。 「ほぉ〜、これが噂の『マジンヒョードーG』か!」 顔面核爆弾は振り向いた。 弱者男性たちの影から離れて燃え盛るいくつもの松明の炎に左派の軍勢が赤々と照らされて見えた。 皆、光り輝くほどに金持ちオーラを纏っており、背中に神々しい翼が生えている。 左派たちの腰にさがった剣や手斧が鈍くきらめいているのを目にした時、顔面核爆弾は息を呑んだ。左派の軍勢から放たれる凄まじい殺意のオーラが顔面核爆弾を怯えさせた。 「まさか。尾けられていたのか……」 GUY FAWKESは呻くように言うと、左派の軍勢の先頭に立つ者をにらみすえながら叫んだ。 「貴様ら左派の犬どもが俺たちのホームに土足で入るとはな。それなりの覚悟はできているんだろうな⁉︎」 「ふん、自分らの立場を理解した言動とは思えんな。次元の門を開き、何を企んでいるかと思えば、こんな所に『マジンヒョードーG』を隠していたとは……。これを使って、近々戦争を仕掛けるつもりだったのだろう? やはり、貴様らはマッチョな自民党支持者のナショナリストであり、その本質は単なるミソジニストだ」 「はあ⁉︎ お前は何を言っているんだ‼︎」 GUY FAWKESは驚いた様子で大声をあげた。 「ふん、とぼけても無駄だ‼︎ このまま『マジンヒョードーG』を置いて立ち去れば命だけは助けてやる。さもなくば、至高のリベラルより支配を授かるKTBの名においてここで皆殺しだ‼︎」 フェミの軍勢の先頭で、ホスト面のナルシーが言い放つ。 怯える顔面核爆弾をよそにGUY FAWKESが前に進み出た。 「ププ……」 KTBは、いくつもの炎に照らされて闇に浮かびあがるGUY FAWKESの一糸纏わぬ姿を見て笑いをこらえている。 「何故そこまでして、弱者男性を蔑む?」 GUY FAWKESは裸で武器を持っていないにも関わらず、毅然とした態度で武装したKTBと向かい合う。 「むしろ、こっちがお聞きしたいですなあ、GUY FAWKES殿www 弱者男性などいないとリベラル様が仰っているのに、何故そこまでして被害者ヅラをするのです? いい加減、男らしさの鎧を脱いでは如何ですか?」 「『弱者』というものは相対的なものであり、男性の中にも弱い立場の人が存在するにも関わらず、勝手に殺していいと申すか⁉︎ 魔界に住んでいる弱者男性たちは『男らしさの鎧』など着ていないどころか、今も服すら着ていない真っ裸ではないかッ! だが、生きている‼︎ 自分の意志で、自分の心で必死に生きている‼︎ リベラル様の御心に叶ぬからといって、誰かの命を力づくで奪って良いわけはない‼︎! それは『マジョリティー』が『マイノリティ』を力で傷つけ、葬り去ろうとする事と同じではないか‼︎!」 武装した相手を前に臆する様子もない。弱々しい外見に気迫と威厳をこめたその姿こそ、まさに真の漢と言うにふさわしく、顔面核爆弾は我知らず見とれていた。 「ぐぬぬ……どうやら、我々フェミとは考え方のベクトルが違うようだ。とにかく、『マジンヒョードーG』がここにある以上は放ってはおけん! どうしても渡していただけないと言うのなら、力ずくで奪っていくのみ」 「うおおッ!」 フェミの軍勢の叫び声が、一瞬にして静寂を突き破った。先頭のGUY FAWKESに飛びかかって剣を叩きつけようとする。 GUY FAWKESはすんなりと剣先をかわした。 「ほら、おぬしは『マジンヒョードーG』に乗るのだ! そのために我はひと月もの間、次元の門を開く魔術の儀式をやっていたのだぞ!」 呆然とする顔面核爆弾の肩にぶつかるようにして、GUY FAWKESが叫んだ。 「ドプフォwww乗りたいのはやまやまでござるが、どう乗るでありんす?www」 すると、血に濡れた剣を引きずって、フェミの兵が顔面核爆弾の所へ近づいてくる。 フェミ化粧の下にのぞく残忍な笑みが、顔面核爆弾の血を凍らせた。 そして、一瞬にして剣を振り上げた。 「ドプフォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォwwwwwwwwwコポォ……」 その瞬間、心地よい同調感、そして堪えきれないほどの熱に全身が包みこまれていた。 内臓までもが熱くたぎり、灼熱していく自分の肉体と意識とを遠く感じていた。 どく、どく、どく……。 心臓の鼓動がいっそう高鳴る。 自分ひとりだけではなく、誰かと肉体を共有しているような奇妙な感覚と白熱する高揚感に駆りたてられ、立ち上がった眼下に、小さな影が動きまわっているのが見えた。どれもが自分を見上げて、何かを叫んでいる。 「なにッ⁉︎ 『マジンヒョードーG』が動いているだと‼︎」 KTBは愕然としながら、『マジンヒョードーG』を見上げている。 「オウフwwwもしかして拙者は今、マジンヒョードーGの中にいるでござるかwwwドプフォwwwしゅごいッッッwwwヒョードーGが拙者の手足のように動いますぞwwwフォカヌポウwww」 マジンヒョードーGと融合した顔面核爆弾は嬉しさのあまりその場でスキップをした。 「うわあああああッ‼︎」 ヒョードーGのスキップによる震動が、地面を伝って地震が起こる。 「何をしておる、アホんだら‼︎ フェミの軍勢をこてんぱんに叩きのめすのだ!」 「フォカヌポウwww拙者はアムロ君とシンジ君を足して二で割ったような性格でしてwww争いを好まない平和主義者なのですぞwww」 顔面核爆弾はヒョードーGと融合したことによって、ロボットアニメの主人公になったような気分でテンションが上がっていた。 「ええ〜い、全員『マジンヒョードーG』に向かって突撃〜‼︎」 マジンヒョードーGに向かって、フェミの軍勢が一斉に特攻してくる。だが、ヒョードーGにダメージを与えることはおろか、傷一つ付けることも出来ない。 「オウフwww拙者の機体マジ無敵過ぎワロタwww弱者男性TUEEEEEEEEEEwwwwww」 ヒョードーGの口の溝から凄まじい突風が吹き荒れる。 「うわあああああああああ‼︎」 フェミの軍勢はヒョードーGの発するとてつもない突風によって、遥か遠い彼方へと吹き飛ばされていった。
フォロー
兵頭新児の女災対策的随想
(ID:63064431)
>あ、お好きなジャンルを批判しているつもりはないんですよ!
もちろん、理解しております。
クロスアンジュや恋愛ラボも作品自体は大好きなので当時ちゃんと円盤も全巻購入しましたwww
今ではあの悪名高い『みなみけおかわり』の冬木君も大好きで自分の友達のように思っておりますwww
>ただ此方が男性キャラだからと嫌悪してしまうのは「男とは愛されない性です」と他ならぬ自分から表明していることになりかねない様で留意しているのです
なるほど。
兵頭さんが『愛され格差』と表現した現象は知らず知らずのうちに我々の心の奥底に潜んでいる訳ですね(※冬木君を嫌っている人たちが良い例)。
私も職場で上司のキモいオッサンから『君! 自分の外見が周りを不愉快にしている自覚はあるのかねッ‼︎ 外見の乱れは心の乱れ! 君の日々の行いの悪さが外見から露呈している!』と恐ろしいミサンドリーを感じさせるパワハラ的お説教を食らいましたwww
実は言うと私は『X染色体が1つ少ないから男は欠陥品』いう支離滅裂な言説を子供の頃から母親に言われて育ってきたので、一昔前までずっとそう信じていたんですよ。 というか、今まで「男の人って殆どが犯罪者予備軍の暴力装置だから無能は安楽死させた方が世界のためじゃね?」的なことをわりと本気で思っていたので、兵頭さんに出会ってから考え方が180度変わりました。ですが、未だに私はチンポ騎士ではない自分に後ろめたさを感じる時があるんですよね。自分は本当に解放されていいのだろうかみたいな……。それくらい私の周りにはフェミ女が大量にいて、フェミにコミット出来る男でないと結婚はおろか女性と関わることも出来ないような状況が今の日本なんだと思います。
こんな私でも努力して、姉の伝手で知り合った腐女子クリエイターのためにネタを提供してあげたり、無償でゴーストライターになってあげたり、特典目当ての腐女子友達のために『劇場版黒子のバスケ』の特典付き前売り券を何十枚も購入したりと女性らに毎日尽くしておりますが全くモテませんwww
前に兵頭さんが『ロマンチック・ラブ・イデオロギー(という名の、リアル世界のルール)は「女の子をゲットするために、男の子は犠牲を払う必要があるのだ」という「女尊男卑」』と喝破しました。これは大変素晴らしい正論なのですが、どうしても自分の中の男らしさが邪魔をすると言いますか、チンポ騎士洗脳が完全には解かれていないのかもしれません……。
>『君の名は。』はラノベ・ギャルゲーの原作に問わず巷に溢れる高校生の男の子女の子が恋愛をする作品達と本質的には変わらないものだと思っています。
まさに仰る通りです。
私は『君の名は。』を見終わった瞬間、自分の人生はなんて糞ゲーなんだろうという絶望的な虚無感に襲われました……。
リアルでも日常的にクソ男とクソ女がイチャイチャしている光景を見せつけられ、創作物の中でも恋愛こそが絶対普遍の究極真理であると言わんばかりに非モテを排除しにかかる。その結果、非モテの居場所はこの世界のどこにもないと痛感させられる訳です。そして、この世界に非モテの居場所がないのなら、せめて自分の創作の世界だけでも彼らが活躍出来るような物語を作りたいと決心し、私はラノベ作家になりました。けれど、現実のクリエイターたちはリア充ばかりで結局我々のような非モテの居場所はオタク業界にすらなかった! 私はそれが悲しい‼︎
兵頭さんが前に俺妹について書いたブログで『どうして? どうして編集者もオタクで、「こんなオタクな美少女を彼女にしたいな、読者たちにもそんな女の子を届けてあげたいな」と考えたのだ、とそういう発想にならないのでしょうか』と熱い論調でペトロニウスを論破してくれた時、私の目から涙が溢れました。
現実にいる殆どの編集者はペトロニウスのように『キモオタの承認欲求を満たすような金になるゴミを作れ』と命令してきますが、私は兵頭さんのようにオタクのことを心底想ってくれるクリエイターがこの世界にたった一人でもいてくれたことが本当に嬉しかった……。
私は決して独りではなかったんだと自分にもう一度自信を持つことが出来ました。
ちょうど私の過去の作品が絶版になったので、気晴らしに今度はなろう作家にでもなろうかなと考えておりますwww
『SPA!』の副業特集で、なろう経由のラノベ作家のインタビューが載っていたそうですが、「テンプレを並べるだけで何十万、ボロいっす」みたいな内容で殺してやりたいと兵頭さんがコメントしておりましたwww
まあ私も同感なんですが、本音を言うとテンプレを並べるだけで何十万なら私もなろう作家になりたいですねwww
作品のタイトルはGUY FAWKESさんの言葉をお借りして『右派と左派って弱者男性バッシングではスクラムを組んでいるとしか思えない件について』なんてどうでしょうかwww
ストーリーは今即興で思いついたのを書いていきますねwww
顔面核爆弾のイカ臭い部屋にある本棚には大量の資料や先輩方のラノベ本、腐女子連中からもらったBL本が並べられ、至る所に姉がプレゼントしてくれたポケモンのフィギュアが置かれている。
いつものように2ちゃんねる男女板のスレで女叩きをしていた顔面核爆弾の
頭上に漆黒の光が射しこんできた‼︎
闇の閃光の奔流に顔面核爆弾は腕で顔を覆う。耳の奥で強風が鳴り響いた。
暗黒の粒子が脳裏を交錯する。
自分の肉体が漆黒の闇の上に乗った、と顔面核爆弾は自覚した。
足が地を離れて、身体がふわりと宙に漂う。まるで、悪夢の真っ只中にいるかのような感覚であった。
それはどこへ通じる道だったのだろう。
顔面核爆弾は漆黒の闇に包まれながら、ある声を確かに聞いていた。
「マジンヒョードーGに選ばれし混沌の勇者よ、今こそ魔界に来たれ! 大司教GUY FAWKESの名において命じる! 汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工、名を顔面核爆弾! 我との契約のもと、その内に秘めし大いなる暗黒のフォースを解き放て‼︎」
顔面核爆弾はぼんやりとした意識の中で、誰かが呼びかけてくるのを感じた。逆らいがたい何かが顔面核爆弾の胸の奥を刺激する。
「オウフwwwいわゆる異世界モノのテンプレパターンキタコレですねwww」
漆黒の闇の中で顔面核爆弾は自分が異世界に召喚されたことを理解した。
「フォカヌポウwwwチートもらって異世界で俺tueeeするの楽しみでござるwww朗報)なろう読者がついにリアルで異世界転移した模様wwwコポォ」
たまらず声をあげた瞬間、闇が目の前で弾け飛び、やがて禍々しい空が顔面核爆弾の視界に飛び込んできた。
「ドプフォwwwはよチートよこせでござるwww拙者を俺yoeee主人公から俺tueee主人公にするでござるwww」
顔面核爆弾は跳ね起きていた。心臓が高鳴り、酸素を欲している。深く息を吸い込むと、清涼な空気が肺をいっぱいに満たした。
「おぬしのことはよく存じておる。なんせ、おぬしは魔界では有名な汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工だからな! 世界中探しても、おぬしほど救いのないヤツはおらぬだろう。ふわーっはっはっはっはっはっはっ‼︎」
GUY FAWKESは一糸纏わぬ姿で愉快そうに高らかに笑う。
「お前には選ばれし『汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工』だけが乗りこなすことが出来ると言われている神が宿りし機体・マジンヒョードーGに搭乗してもらう‼︎ 心してかかれッ!」
「オウフwwwスパロボに参戦できそうな機体ですなwwwこれは期待できますぞwww機体だけにwww」
◇◆◇
こつん、こつん……。
暗闇に複数の足音がこだまする。
先頭を歩く素っ裸のGUY FAWKESに顔面核爆弾が並んで続き、その後ろを全裸の弱者男性たちが歩いてくる。
ここは最初に顔面核爆弾が降り立った場所の背後にそびえる岩山にある、洞窟の中だった。
天井が高く、左右の通路幅も広い。GUY FAWKESがかざす松明だけが唯一の明かりだった。
ぼうっとした光の輪の中に浮きあがるぬめぬめとした岩壁を、顔面核爆弾は不思議そうに眺めている。
その隣でGUY FAWKESが詳しく説明してくれていた。孤立感をいっそう増長させる洞窟の深い暗闇にあって、GUY FAWKESの凛とした声だけが救いだった。
GUY FAWKESの話によると、スラム街『魔界』に住んでいた弱者男性たちが、『天上界』より使わされた左派の軍勢によって、攻め滅ぼされた。
左派を率いていたのは至高のリベラルより支配を授かる序列一位のフェミ・上野千鶴子だ。
「うわぁッ⁉︎」
顔面核爆弾はぬめった岩床に足を滑らせて、地面にしこたま頭をぶつけた。
「ふわーっはっはっはっはっはっはっ‼︎ 間抜けなヤツめ! さすがはマジンヒョードーGに選ばれし『汚い包茎ニキビヅラ低身長デブハゲ超絶無能キモオタ虫歯ド貧乏コミュ障ワキガ歯並びガタガタ不細工』だな‼︎」
「ドプフォwww褒められてんだか、バカにされてんだかわからんですぞwww」
顔面核爆弾はボソッとつぶやくと、よたよたと立ち上がった。
さらに奥へ進んでいくと、目の前が大きく開けた。天井はさらに高くなり、広場となっている場所に何かがシルエットとなって見えた。
「ん?……」
顔面核爆弾は目を凝らして、呆然とつぶやく。
「見よ、これが魔界の最終兵器にして究極ロボット『マジンヒョードーG』だ‼︎」
主に円柱で構成されたシンプルなラインのボディにとんがった形の高熱板が胸に張り付き、複雑な面構成の頭部がのっかっている。暗黒の巨人の背からは果てしない闇の翼が広がっており、その姿は禍々しい悪魔そのものだ。
近年のロボットアニメにありがちなやたらとんがりモノをくっつけてゴテゴテに飾り立てた機体とは違い、プリミティブな魅力が感じられる。
「オウフwwwカッコ良すぎてフル勃起でござるwwwフォカヌポウwww今すぐスパロボに参戦ですぞww」
ボウッ!
その瞬間、震動と炎が顔面核爆弾の足もとを襲った。
「ほぉ〜、これが噂の『マジンヒョードーG』か!」
顔面核爆弾は振り向いた。
弱者男性たちの影から離れて燃え盛るいくつもの松明の炎に左派の軍勢が赤々と照らされて見えた。
皆、光り輝くほどに金持ちオーラを纏っており、背中に神々しい翼が生えている。
左派たちの腰にさがった剣や手斧が鈍くきらめいているのを目にした時、顔面核爆弾は息を呑んだ。左派の軍勢から放たれる凄まじい殺意のオーラが顔面核爆弾を怯えさせた。
「まさか。尾けられていたのか……」
GUY FAWKESは呻くように言うと、左派の軍勢の先頭に立つ者をにらみすえながら叫んだ。
「貴様ら左派の犬どもが俺たちのホームに土足で入るとはな。それなりの覚悟はできているんだろうな⁉︎」
「ふん、自分らの立場を理解した言動とは思えんな。次元の門を開き、何を企んでいるかと思えば、こんな所に『マジンヒョードーG』を隠していたとは……。これを使って、近々戦争を仕掛けるつもりだったのだろう? やはり、貴様らはマッチョな自民党支持者のナショナリストであり、その本質は単なるミソジニストだ」
「はあ⁉︎ お前は何を言っているんだ‼︎」
GUY FAWKESは驚いた様子で大声をあげた。
「ふん、とぼけても無駄だ‼︎ このまま『マジンヒョードーG』を置いて立ち去れば命だけは助けてやる。さもなくば、至高のリベラルより支配を授かるKTBの名においてここで皆殺しだ‼︎」
フェミの軍勢の先頭で、ホスト面のナルシーが言い放つ。
怯える顔面核爆弾をよそにGUY FAWKESが前に進み出た。
「ププ……」
KTBは、いくつもの炎に照らされて闇に浮かびあがるGUY FAWKESの一糸纏わぬ姿を見て笑いをこらえている。
「何故そこまでして、弱者男性を蔑む?」
GUY FAWKESは裸で武器を持っていないにも関わらず、毅然とした態度で武装したKTBと向かい合う。
「むしろ、こっちがお聞きしたいですなあ、GUY FAWKES殿www 弱者男性などいないとリベラル様が仰っているのに、何故そこまでして被害者ヅラをするのです? いい加減、男らしさの鎧を脱いでは如何ですか?」
「『弱者』というものは相対的なものであり、男性の中にも弱い立場の人が存在するにも関わらず、勝手に殺していいと申すか⁉︎ 魔界に住んでいる弱者男性たちは『男らしさの鎧』など着ていないどころか、今も服すら着ていない真っ裸ではないかッ! だが、生きている‼︎ 自分の意志で、自分の心で必死に生きている‼︎ リベラル様の御心に叶ぬからといって、誰かの命を力づくで奪って良いわけはない‼︎! それは『マジョリティー』が『マイノリティ』を力で傷つけ、葬り去ろうとする事と同じではないか‼︎!」
武装した相手を前に臆する様子もない。弱々しい外見に気迫と威厳をこめたその姿こそ、まさに真の漢と言うにふさわしく、顔面核爆弾は我知らず見とれていた。
「ぐぬぬ……どうやら、我々フェミとは考え方のベクトルが違うようだ。とにかく、『マジンヒョードーG』がここにある以上は放ってはおけん! どうしても渡していただけないと言うのなら、力ずくで奪っていくのみ」
「うおおッ!」
フェミの軍勢の叫び声が、一瞬にして静寂を突き破った。先頭のGUY FAWKESに飛びかかって剣を叩きつけようとする。
GUY FAWKESはすんなりと剣先をかわした。
「ほら、おぬしは『マジンヒョードーG』に乗るのだ! そのために我はひと月もの間、次元の門を開く魔術の儀式をやっていたのだぞ!」
呆然とする顔面核爆弾の肩にぶつかるようにして、GUY FAWKESが叫んだ。
「ドプフォwww乗りたいのはやまやまでござるが、どう乗るでありんす?www」
すると、血に濡れた剣を引きずって、フェミの兵が顔面核爆弾の所へ近づいてくる。
フェミ化粧の下にのぞく残忍な笑みが、顔面核爆弾の血を凍らせた。
そして、一瞬にして剣を振り上げた。
「ドプフォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォwwwwwwwwwコポォ……」
その瞬間、心地よい同調感、そして堪えきれないほどの熱に全身が包みこまれていた。
内臓までもが熱くたぎり、灼熱していく自分の肉体と意識とを遠く感じていた。
どく、どく、どく……。
心臓の鼓動がいっそう高鳴る。
自分ひとりだけではなく、誰かと肉体を共有しているような奇妙な感覚と白熱する高揚感に駆りたてられ、立ち上がった眼下に、小さな影が動きまわっているのが見えた。どれもが自分を見上げて、何かを叫んでいる。
「なにッ⁉︎ 『マジンヒョードーG』が動いているだと‼︎」
KTBは愕然としながら、『マジンヒョードーG』を見上げている。
「オウフwwwもしかして拙者は今、マジンヒョードーGの中にいるでござるかwwwドプフォwwwしゅごいッッッwwwヒョードーGが拙者の手足のように動いますぞwwwフォカヌポウwww」
マジンヒョードーGと融合した顔面核爆弾は嬉しさのあまりその場でスキップをした。
「うわあああああッ‼︎」
ヒョードーGのスキップによる震動が、地面を伝って地震が起こる。
「何をしておる、アホんだら‼︎ フェミの軍勢をこてんぱんに叩きのめすのだ!」
「フォカヌポウwww拙者はアムロ君とシンジ君を足して二で割ったような性格でしてwww争いを好まない平和主義者なのですぞwww」
顔面核爆弾はヒョードーGと融合したことによって、ロボットアニメの主人公になったような気分でテンションが上がっていた。
「ええ〜い、全員『マジンヒョードーG』に向かって突撃〜‼︎」
マジンヒョードーGに向かって、フェミの軍勢が一斉に特攻してくる。だが、ヒョードーGにダメージを与えることはおろか、傷一つ付けることも出来ない。
「オウフwww拙者の機体マジ無敵過ぎワロタwww弱者男性TUEEEEEEEEEEwwwwww」
ヒョードーGの口の溝から凄まじい突風が吹き荒れる。
「うわあああああああああ‼︎」
フェミの軍勢はヒョードーGの発するとてつもない突風によって、遥か遠い彼方へと吹き飛ばされていった。