●ケニア・ナイロビ国際マラソンに出場して2位になった28歳の男子選手が詐欺容疑で逮捕されたというニュースがありました。
マラソンは42.195Kmを走って順位を決める競技です。それだけの距離を走れば普通は汗びっしょりで疲労困憊になるはずですが、この選手は汗をほとんどかいておらず他の完走者に比べて明らかに元気でした。不審に思った大会役員が事情を聞くと、あわてて靴を脱ぎマメができていることをアピールしたそうです。しかし、大会ディレクターの「私は先頭集団を最初から最後まで見ていたが彼の姿はなかった。絶対に2位ではない」との証言が決め手となり、あえなく御用となりました。
この選手はゴール地点のある国立競技場に3位で入ってきてゴール直前で1人を抜いて2位でフィニッシュしました。抜かれた選手は「こいつはなんで、そんなに元気なんだ」と思ったでしょうが、それもそのはず彼はのこり1キロを切ったあたりで、観衆の中から飛び出しレースに参加したそうです。42キロ走ってきた人と1キロしか走ってない人では勝負になるはずがありません。