百田尚樹のテレビでは伝えられない話

2013年の日記

2016/04/01 09:10 投稿

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 先日、パソコン内の古い原稿を整理していると、ちょうど三年前の「日記」が出てきました。

 といっても、この日記、実は月刊誌「文藝春秋」から依頼されて書いたものです。たしか「月刊日記」というコーナーで、いろんな人が月替わりで、その月の日記を公開するというものです。私はふだんは日記など書きませんが、この時は「月刊日記」用に一ヵ月の日記を書き、それが「文藝春秋」に掲載されました。

 今回、それを読み直すと、忘れていることも多く、「へえー、この時はこんなことしてたのか」と感慨深いものがありました。たった三年前でこうですから、十年前だと更に新鮮に感じたことでしょう。

 その意味では、日記というのはすごくいいものだなと思います。何年か経って、古い日記を読み返すと、当時の様々な思い出がよみがえって、人生が膨らむような気がします。とくに人生の晩年に若き日の日記を読み返したりすると、青春の日々が目の前に現れてくるかもしれません。

 そんなことを考えていると、今からでも日記をつけてみようかなと思うのですが、おそらく三日も続かないでしょう。

 ブロマガの皆さんには、他人の日記など退屈なだけかもしれませんが、「小説家・放送作家の日常は、こうなっている」ということで、もしかしたら少しは興味を持ってもらえるかもしれません。

というわけで、今週と来週のブロマガで、百田尚樹の三年前の日記(20134月~5月)の日記を紹介します。今回は前篇(4月)です。

 

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