風野妖一郎 のコメント

 この人はアホか?
 ブラック企業が若者を消耗させ、企業は無能な若者を切り捨てたいのは事実だとしても、「社会がブラック企業を求めている」にはならないだろ。論理が一段スッ飛んでいる。(アホでないならワザと論理の飛躍で読者を誤摩化している。)
 そもそも企業が存続する条件は「競争に勝つ事」以外に無い。過当競争下にある業界が陥り易い罠に「値下げ競争」「過剰サービス」がある。その中で利益を出すために人件費を削っているのがブラック企業だ。だから生き残る。そこに「社会が無能な若者を減らしたがっている」という要因がからむ余地は無い。
 生き残っている=社会にとって「正」である、という前提が間違っているのだ。
 ヤクザや麻薬組織や不逞政治団体やカルト宗教が生き残って個人を害する行為を続けているのは社会が求めている事だからだろうか?(オウム真理教はまだ生き残っている)。否、彼らの違法行為が団体に利益を与え続け、法で捉え切れないからに過ぎない。確かに対価を払って彼らのサービスを享受する者がいる(騙されているのだが)から生き延びられるのだろうが、そこに社会的要請があると言えるだろうか?例えば麻薬が広まる事は社会全体の不利益である事は明確だが、日本ですら麻薬流通は無くならない。団体が儲かるかどうかが生き延びる要因なのだ。

 付け加えるならば、NEETの若者が増えている印象が流布されている日本社会において、せっかく肉体労働をバリバリやって納税している若者を再起不能になるまで消耗させる事の方が社会的コストがかさむ(岩崎氏の言う通り人間は生きているだけでコストがかかる。そしてブラック企業に殺される人間はほんの一握りしかいない。)と認識できそうなもんだが・・・

No.115 114ヶ月前

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