教育考:その14「器を拡張するということ」(1,831字)
成長するということは、自分という器の中にさまざまな能力を格納していくことにたとえられる。当然、多くの能力を格納すればそれだけ成長できるわけだが、格納する場所は「器」なので、そこには自ずから容量の限界が存在する。
そして、子供のときの器というものは、その限界が早い――つまりとても容量が少ない。そのため、そこに能力を格納していくと、すぐに満杯になってしまう。容量が全然足りないのだ。そうして、それだけでは生きていくために必要十分な成長を果たせない。
そこで、成長するということの第二フェーズとして「器を広げる」という課題が立ちはだかる。人間が必要十分な能力を有するまでに成長していくためには、「器の能力を増やす」という課題を避けて通ることはできないのだ。
そこで今日は、「ではどうすれば器を広げられるか?」ということについて見ていきたい。
人間がその器を広げるには、一体どうすればいいか?
それにはやは
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