松本人志氏の話題が止まらない。彼が炎上した一番の理由はホワイト化社会だ。昔は常識だったことが、今は非常識になった。昔は許されていたことが、今は許されなくなった。その変化を、彼は表面的には知っていただろうが、本質的には気づいていなかった。だから炎上したのである。
では、なぜ価値観の変化に気づかなかったのか? その最大の理由は、「変化に気づきにくい環境で生きていた」ということだろう。同じ価値観の人たちに囲まれ、彼らとしか交流していなかった。そういうエコーチェンバー効果があったのだ。
松本人志氏は現在60歳だ。彼のそうした「浦島太郎化」は今から15年位前の、およそ2010年辺りから始まっていたと思う。つまり、彼が45歳のときだ。そのときから、彼はほとんどものを考えなくなり、同じものの縮小再生産で生きていた。
そのため、一般的な「劣化する人」とは違う。一般的な劣化する人は40歳から始まるが、彼の場
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