ものごとにはなんでも「外面」と「内面」とがある。「表層」と「深層」と言い換えてもいい。「短期的」「長期的」などという区分けもある。二元論に帰するわけではないが、物事を単一のモノサシでとらえ、そのどちらかに比重を置く――という選択は、誰もが無意識にしていることだ。
その際に、ほとんどの人が「内面」ではなく「外面」を取る。「深層」ではなく「表層」を重視する。「長期的」ではなく「短期的」にものごとを考える。なぜかというと、その方が圧倒的に楽だからだ。しかしこれが、結局劣化の原因となる。
例えば、礼儀作法というものが存在したとき、これについて「なぜ礼儀作法があるのだろう?」と考える人は少ない。1割にも満たないだろう。なぜかというと、考えるのが大変だからだ。
しかし、考えることのメリットは、実は途方もなく大きい。そして、これからのAI時代は、そのメリットを取らないと、むしろ苦しい時代になる。考えない
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「同じ釜の飯」が「同じ飯の釜」となっています。確認お願いします。