石原莞爾と東條英機:その21(1,801字)
「1920年代」はどういう時代だったのか?
今が2023年なのでちょうど100年前である。
1920年は、大正9年である。そして大正は15年――つまり1926年までだ。そこから昭和が始まる。そのため1920年代は、前半が大正、後半が昭和という形になる。だから、「大正から昭和に移り変わった時代」だといえよう。
石原莞爾は1889年の生まれなので、1920年には31歳だった。東條英機は1884年生まれなので、36歳である。ともに30代から40代の、若く勢いのある時期をこの年代にすごしている。
ちなみに、永田鉄山も1884年生まれなので36歳、板垣征四郎は1885年生まれなので35歳。皆まだ若い。
「バーデン=バーデンの密約」は、1921年に行われた。大正10年である。この頃にはまだ山縣有朋も元気で、若き陸軍将校たちの目は「藩閥体制の打倒」に向けられていた。そして、陸軍の改革が彼らの急務だった。
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