東條英教は1855年に東京で生まれる。1868年、13歳で明治維新を経験した後、1873年、18歳で陸軍に入隊する。
1877年、22歳のときに西南戦争に出征。そして1885年、30歳のときに陸軍大学を首席で卒業する。同期には4歳下だが『坂の上の雲』で有名な秋山好古などがいた。
1884年、陸軍大学を卒業する少し前の29歳のときに、「三」男の英機が生まれる。1886年、31歳でドイツ留学。1891年に36歳で少佐、1901年46歳で少将となる。
1904年、49歳のとき、少将という立場で日露戦争に出征。ところが同年暮れ、内地に左遷され、1907年、52歳のときに実質的な引退である予備役に回される。このとき、名誉昇進で中将になったものの、実質的には少将どまりであった。会社でいえば部長クラスでの早期定年退職で、役員に昇級することはおろか陸軍にとどまることすらできなかった。
英教は、なにしろ陸軍
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