[質問]
真面目な人を装って仕事をしていると、時々「本当はそうじゃないんだー!」と思うことがあります。まあ、多くの人はそう思っているのかもしれません。でも、それほどでもないかもしれません。自分は我慢しているつもりでも、そういう心の叫びみたいなものは、漏れ出ているのかもしれません。その人の行動と自己認識のズレというのは、どういう形で表出されているのでしょう?

[回答]
それこそ「病気」となって表出されると思います。特に「癌」という病気は、そういう心の叫びを上げられない人がなる病気ではないかと考えています。

ただ、心の叫びを上げられるかどうかというのは、端から見ているだけではなかなか判別が難しいかと思います。ぼくの先輩の吉野さんも癌で亡くなりましたが、多くの人が一見、吉野さんのことを「豪放磊落な自由人だ」と誤解していました。そして、吉野さん自身も、自分は自由な人間だと勘違いしていたのです。