令和日本経済の行方:その24(1,781字)
2022年、世界は一見混沌としているようにも見えるが、しかしその深層をよくよく辿っていくと、不可逆的な「流れ」というものが見えてくる。
その「流れ」とは、これからより「科学」的な世の中になるということだ。科学の価値が強まるということである。
ただ、そう聞くと違和感を覚える人も少なくないだろう。というのも、世の中はもうすでに十分「科学的」で、その価値は広く知れ渡っているようにも見えるからだ。だから、「これからの世の中は科学が重視される」と言われてもピンとこない。これ以上どう科学的になるのか、想像しづらいのだ。
しかしながら、実はそこのところこそ盲点なのだ。というのも、これからの世の中は、人間のその「認識」の認識が、より科学的になっていくからだ。
違う言い方をするなら、「人間の認識」は、いまだにちっとも科学的ではない。この分野は、まだまだ非科学がまかり通っている。
なぜかというと、人間は自分の
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