なぜ人間は「取引」をするのか?
それには、以下のような理由があるだろう。
1.相手との協力関係を築き、社会参画できる。
2.自分がいらないものを差し出し、欲しいものを得られるので、利益が出る(得をする)
3.公平を保てるため「正義を果たした」という快感を得られる
こんなところだろうか。
1は、人間にとって最もほしい「安全」を得られる。取引(交換)をすることで、人はホッとする。これは、みなさんも経験があるのではないだろうか。
例えば家を借りるとき、探して、決めて、いざ契約書を交わすとき、なんとなくホッとできる。ふと顔を上げると、契約相手の大家(不動産屋)もホッとした顔をしている。そういう共依存、共犯関係を築ける。これは「社会参画」そのものだ。交換(取引)こそが、社会を構築しているともいえよう。
もっというと、交換をするためにこそ社会は存在するのだ。「社会があるから人は生きていられる」というこ
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