ハックルベリーに会いに行く

令和日本経済の行方:その20(2,005字)

2022/11/08 06:00 投稿

  • タグ:
  • 令和日本経済の行方
大正年間は日本の教育が奇跡的に上手くいった時期である。西暦でいうと1912年から1926年だ。
ただ、昭和に入ってからも、それはうまくいっていた。戦前の「教育」は、概ね上手くいっていたのだ。

それとは逆に、戦前の「社会」は、1919年(大正8年)を境におかしくなる。恐慌が連続して起きるのだ。

まず、「戦後恐慌」が起こる。第一次世界大戦後、生糸と絹糸の価格が暴落し、貧困に喘ぐ人々が大量に生まれる。

次いで関東大震災が大正12年(1923年)に起こる。これも、深刻な不況と貧困とを招いた。

続いて、金融恐慌が起こる。いわゆる「取り付け騒ぎ」だ。大蔵大臣の失言をきっかけに、人々がお金を下ろそうと銀行に押し寄せる。これは不況というよりも、人々の金融に対する不信感を募らせ、経済を停滞させる。

そこに、1929年の世界恐慌が追い打ちをかける。そんなふうに、10年間でなんと4つもの恐慌が連続して起こった。

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細