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令和日本経済の行方:その16(1,614字)

2022/10/11 06:00 投稿

コメント:2

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  • 令和日本経済の行方
日本の教育は昔は良かった。機能していた。だからみんな学校が大好きだった。学校に感謝こそすれ、その価値を疑う人はいなかった。

しかしその巨大な成功のおかげで、いまだにやめられないという弊害が生まれた。もうすっかり古くなったのに、止められない。それは、成功が巨大すぎたからだ。それゆえ、その失敗もまた大きくなった。傷口が際限なく膨らみ続けている。

では、日本の教育とは何か?

一言で説明するのは難しいが、まず江戸時代に「寺子屋」が根づいた。地域によって格差はあるが、特に都市部の子弟は寺子屋に通い、いわゆる「読み・書き・そろばん」を習った。そうして「子供が学習する」という風土が根づいた。

これは、江戸時代は基本的に戦争がなかったため、各藩の発展はほとんど知的労働に依拠していたからだ。藩の興廃は民の頭脳にかかっていた。

そのため、英才を育てようという機運がこの頃からあった。もちろん、戦争が禁止されてい

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コメント

ずいぶん長く成功したんだなぁ

No.1 25ヶ月前
岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>1
延命した理由の一つは皮肉にも団塊の世代の存在があるでしょうね。子供が増えすぎて教育が行き届かなかったことがかえって良かったのです。その証拠に団塊の世代が卒業して教師が余り教育が行き届くようになってから学校は衰退を始めました。

No.2 25ヶ月前
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