トヨタ生産方式について考える:その35(1,569字)
これからの時代に、トヨタ生産方式はますます重要になるだろう。
なぜなら、これからますます機械が進化するからだ。そうなると、人間の仕事は「機械を作ることだけ」のようにも思えるが、実はそうではない。機械と生産とを結びつける――という仕事が残る。あるいは、その結びつけ方を工夫する、という作業が残る。
これはもう、どこまでもいっても残る。絶対に残る。未来永劫、なくならない。
例えば、新しい3Dプリンターが発明されたとする。しかし、「これで何を作るか?」ということは、機械には決められない。あるいは、「もっといいものを作れるよう、どう改善したらいいか?」を決めるのは、人間しかできないのだ。
そして、改善の方向性を決めるのは、機械を「作った」人物ではない。それは機械を「使っている」人物である。機械を作った人は、機械を使っている人の情報量にはかなわない。だから、改善点は「機械を使っている人」にしか見つけら
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コメント
コメントを書く(ID:15875505)
とても面白かったです!
次号のテーマも興味深いです。
(著者)
>>1
ありがとうございます!