近頃、「老害」という言葉に代表されるように高齢者差別が顕在化してきている。しかも、それは加速している。ますます活発になってきている。
理由は高齢者が圧倒的マジョリティになったからだ。人間は不思議な生き物で、圧倒的なマジョリティに属しているとそれはそれで生きにくくなる。マイノリティの方が同情を買いやすく、強いという性質がある。
だから、近年は弱者ポジションの取り合いが発生し、LGBTQを名乗る人が増えた。これも、弱者の方が有利という社会状況から発生した現象だ。
そんなLGBTQの対局にあるのが高齢者で、年を追うごとに生きにくくなっている。昭和の頃まで、いや20世紀までは老人の方が強かった。しかし21世紀に入って高齢化社会が本格化するに連れ、どんどんとその立場を弱くしていった。
特に日本では老人が圧倒的なマジョリティとなったため、若者を阻害する「老害」が目立ち始めた。それが加速したここ一〇年く
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