人がなぜ死ぬのかというと、そうすることで宇宙のエネルギーの均衡が図られるからである。そもそもこの宇宙は、深い意味でのサスティナビリティが高い。そのため、エネルギーの均衡が図られやすい。おかげで時間は、基本的にスムーズに流れている。
それを前提とする中で、死は自然的・必然的に発生している。だから、あまり深く考えても仕方ないのだ。人間がこれを感覚的に理解するには「そういうものだ」と受け止めるのが一番の近道だろう。
人間が死ぬことは、宇宙がとても自然でスムーズに流れる中で発生したできごとなのである。そう考えると、「死なない」ということには、大きな無理がある。そして、宇宙のような巨大なエネルギーを前にすると、無理というのはそうそう実現させられることではない。だから、「死なない」という現象も成立しないというだけの話である。
ただ、これを逆に考えると、時間が逆流するような巨大なエネルギーを生み出すこと
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