ハックルベリーに会いに行く

2022年の初頭に教育について考える:その3(1,708字)

2022/01/13 06:00 投稿

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
今の若者は、心理的安全性が全く確保されていない学校で育った。そのため、表面上は和やかに接しつつ、心の奥底では警戒心を抱き続けている――という人間関係のスタイルが固着されている。子供のときからの習わしだから、すっかりそれに染まりきっているのだ。弛緩するということが皆無なのである。

それが、おそらく彼らの教育を大きく阻害している。ところが、皮肉なことに一部の「学力(テストの点数)」を押し上げる結果ともなっている。学校にものすごい緊張感、緊迫感が漲っているために、一部の生徒はそれこそ命の危険を感じて勉強する。受験を頑張るのだ。

年始に『翼の翼』という小説を読んだ。これが、なかなか面白かった。

6f77c0380292633c698f2899bc10ae4f2d001a7d

中学受験をする息子の母親を中心に描いた作品だが、非常にリアリティがあった。実在の親子を取材し、それをカリカチュアして描いたものだろう。だから、これを読むと今の小学生というのがよく分かるし、Amaz

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細