「レジリエンス」という言葉があって、ピンチになったときにそこから這い上がる能力のことを指す。近年はこの能力が注目されている。なぜかというと、「できる人」というのはだいたい共通してレジリエンスが強いからだ。ピンチから這い上がる力が強い。

そして、ピンチから這い上がる人はおしなべて能力が高い。なぜかというと、人はピンチから学ぶからである。ピンチこそが人を成長させる。だから、ピンチを避けたり、ピンチから逃げたりする人は能力が低いままだ。ピンチに直面しても逃げず、その衝撃をもろに食らって、死の瀬戸際まで追い詰められながらも、そこからさらに這い上がった人間だけが、能力を高められる。

もちろん、ピンチで潰れてしまっては元も子もない。だから、レジリエンスが必然的に注目されるのだが、ではレジリエンスの強さは何に起因するのか?
それは感情だ。感情の総量だ。特に、怒りと好奇心とがレジリエンスを育む。

そして、