このメルマガでもすでに書いたが、我々はコロナウイルスに慌てる必要はない。時が経てば「そういえば、そんなんで騒いだこともあったねえ」となる類いのものである。今年の年末には、すでに多くの人が忘れているだろう。

ただ、それとは別に今回の騒動は、なかなかに興味深い。まずこれはパニックといっていいと思うのだが、そうなると、それに対する人々の対処の仕方がリトマス試験紙のような役割を果たす。もっと直接的な言い方をすれば、その人の本性をあぶり出す。

今回の騒動で騒いでいるのは、抑圧された人たちだ。彼らは、心の奥に「この世など滅びてしまえ!」という強い厭世観を抱いている。だから、伝染病にひどく興奮する。それは、自分の隠された願望――すなわち人類滅亡が実現するかも知れないという夢想に、一歩近づくできことだからだ。こういう人たちは、福島の原発事故でも興奮したはずだ。

きっと、幼い頃によっぽど窮屈な境遇にいたのだ