高校時代のできごとを書いているうちに、すっかり長くなってしまった。最初はほんの数回で終わると思ったが、思いのほか続いている。自分でも気づかなかったが、実は書きたいことが多かったのだ。
書いていて思ったのは、これは事実ではあるものの、一つの小説でもあるということ。そして小説というのは、「何を書くか」ということより「どう書くか」ということの方が重要ということだ。「語ることそのもの」より「語り方の角度」が大切なのだ。そのことがよく分かった。
以前、Q&Aコーナーで「どうしたら取るに足らないことでも面白く語れるか」といった趣旨のご質問をいただいたが、それにあらためて答えるとするならば、やはり「面白がり方」を習熟させる、ということになる。高校時代の取るに足らないエピソードでも、そこにユニークな「面白がり方の角度」を見出せれば、面白がることができる。また、その面白さを他人に語ることができる。
高校2年
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