殺ってしまった(1,941字)
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ぼくは、Uの殺人タックルをジャンプしてかわそうとした。その上を飛び越えていこうとしたのだ。
ところが、そこで計算違いが起こった。それは、ぼくの運動能力についてだった。
今もそうだが、当時もぼくは体力がなかった。特に筋力に乏しかった。おかげで、体育においてはなかなか十分なパフォーマンスを上げられなかった。運動神経や反射神経、持っている運動イメージは悪くないのだが、そのイメージに身体がついてこないのだ。
このときも、それが起こった。ぼくは、自分ではずいぶんと高くジャンプしたつもりだったが、身体がそれについてこなかった。筋力が乏しかったので、その分ジャンプもお粗末なものになってしまった。
瞬間、ガツンと鈍い音がした。ぼくは、右膝に強い衝撃を覚えた。
それから空中で一回転すると、地面に叩きつけられた。
ずいぶんと後になって、ぼくは車に轢かれることになる。今思うと、このときと状況はそれとよく似ていた
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