これからの世の中は、変化が激しくなる。そういうときに、将来のことをあれこれと予測しても、外れる可能性が高いのであまり意味がない。それよりも、野球のバッターが来る球種を予測するのではなく「来た球を打つ」というスタンスで待ち構えるように、どんな世の中が来てもいいように、あえて将来のことは予測せず、臨機応変に構えていた方がぐっと生きやすくなる。

このとき、だいじなのは「小さくスタートする」ということである。何をすればいいのか分からない状態では、いろんなことをちょっとずつ試しながら、ダメだったらどんどん次に移っていくのがいい。

つい最近、食べ歩きが趣味の知人から面白い話を聞いた。その知人は、定期的に新しいお店――ご飯の美味しいお店を開拓しているのだが、そのときに、ネットである程度の前評判は調べられるけれど、実際のところは自分で行ってみなければ分からないから、必ず行くようにしているのだそうだ。

ただ