アスペの友達が全く同じこと言ってた。
甲子園は高校生が青春を賭して見世物になる、
一種の闘牛みたいなものだからみんな熱狂的になる云々。

そういう一面もあるにはあるだろうし、
異常な酷使が繰り返されてきたのも事実だけど、
例えば2006年の田中将大投手と斎藤祐樹投手の投げ合いから、
これは犠牲を前提とした祭りのようなものだ、と感想を持つだろうか。
そうだとすれば全てのスポーツをそう断じなければならない。
あまりにも一面的な見方に過ぎやしないだろうか。

「祭りは心の弱った人たちのため」という見方も根拠がまるでない。
豊穣を祝う収穫祭があるのは一体なぜだろうか。
新年から一年の息災を祈願するのは心が弱っているからだろうか。
そもそも甲子園は観客の為の舞台ではなく、彼ら高校生の為の舞台。
私たちに向けた「祭り」ではない。

そういった誤った認識に対する批判をおしなべて「炎上」とするのであれば、
「炎上」も当然の浅薄さだと思う。