言っていることはよくわかるが「生産性」「成果」という言葉の定義自体がとても曖昧だ。 そうした曖昧なものを軸に構築していくと、必ずと言っていいほど悪用する経営者が現れる。現代でも、やりがい搾取等がいい例だ。 そして経営者側の行動はいつも「いいとこどり」だ。能力主義に移行するのはいい。だが、能力に応じた「相応の報酬を上乗せするのか」という議論は、最も後回しにされるだろう。つまり成果とやらをあげても、結局報酬は据え置き。経営者からすれば、人件費をかけずに業績を上げるというわけだ。 残業の件もそうだが、到底営業時間内に終わらないような仕事を押しつけて「それはおまえの能力が低いのだ」と主観的な評価で残業代を払わない口実にする事だってできるわけだ。 岩崎氏がどういった経営者なのか知らない。ただ生産性を追い求めるのもいいが「業績が上がったならきちんと労働者達に還元する」という現代おざなりにされている資本主義の超基本原理に沿った経営者であってほしいものだ。
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言っていることはよくわかるが「生産性」「成果」という言葉の定義自体がとても曖昧だ。
そうした曖昧なものを軸に構築していくと、必ずと言っていいほど悪用する経営者が現れる。現代でも、やりがい搾取等がいい例だ。
そして経営者側の行動はいつも「いいとこどり」だ。能力主義に移行するのはいい。だが、能力に応じた「相応の報酬を上乗せするのか」という議論は、最も後回しにされるだろう。つまり成果とやらをあげても、結局報酬は据え置き。経営者からすれば、人件費をかけずに業績を上げるというわけだ。
残業の件もそうだが、到底営業時間内に終わらないような仕事を押しつけて「それはおまえの能力が低いのだ」と主観的な評価で残業代を払わない口実にする事だってできるわけだ。
岩崎氏がどういった経営者なのか知らない。ただ生産性を追い求めるのもいいが「業績が上がったならきちんと労働者達に還元する」という現代おざなりにされている資本主義の超基本原理に沿った経営者であってほしいものだ。