ハックルベリーに会いに行く

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その46(1,881字)

2016/12/01 06:00 投稿

  • タグ:
  • 日本の美的感覚
任天堂は、もともと花札の会社であった。それが、三代目となる山内溥社長になって、ディズニーとタイアップしてトランプを売り出したところ、全国的なヒットを記録した。
この頃から、山内の独特の経営というのが発露し始める。とにかく新しいビジネスを模索して、新しいことをしようとしていたのだ。
 
 
60年代になって、山内溥はタクシーの経営にまで乗り出す。しかしこれはなかなか上手くいかず、多角化は失敗し、経営は困難を極めた。
そんな中、任天堂にユニークな社員が入社した。その人の名前は横井軍平という。
 
横井は、あるとき、会社で自作のマジックハンドを使って遊んでいた。それをたまたま見た山内は、横井を社長室に呼びつける。てっきり怒られると思った横井は、そこで意外な言葉を聞く。
「それをゲームとして商品化しろ」
任天堂はゲームの会社だから、単なる道具ではなくゲームにしろとというのだ。
そこで横井は、ゲーム

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細