ハックルベリーに会いに行く

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その44(1,764字)

2016/11/15 06:00 投稿

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  • 日本の美的感覚
『スペースインベーダー』の爆発的なヒットにより、日本には大きな「ゲーム市場」が立ち現れ、そこにたくさんの人々が参入してきた。そうした中で、『スペースインベーダー』のあとを担う大ヒットゲームも次々と生まれた。

中でも、特筆すべきは『パックマン』と『ゼビウス』であろう。この二つは、ともにナムコが開発したのだが、共通しているのはゲームという文化を一段階押し進めたことだ。この頃は、ゲームはまだ黎明期だったため、さまざまな革新が為されていた。そのスピードはあまりにも急激で、それゆえとても刺激的だったので、多くのファンを惹きつけ、ゲーム市場の急拡大に大きく寄与した。

取り分け、上記の二ゲームは革新の先鋒役を担った。そこでここでは、二つのゲームの果たした役割を順に見ていきたい。

まず『パックマン』は、『スペースインベーダー』の発売から1年後の1980年に発売された。
そのコンセプトは明確であった。当時、

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