前述したように、「嘘」というのは「真実」と「虚構」がまるでミルフィーユのように、あるいはカフェ・ラテにおけるコーヒーとミルクのように、ない交ぜとなっている。それが嘘の構造であり、本質である。
そして、あらゆるエンターテインメントは嘘を指向する。エンターテインメントとは嘘のことであり、嘘こそがエンターテインメントである。嘘はエンターテインメントの本質であり、あるいはエンターテインメントの代名詞でもあるのだ。
そのため、あらゆる編集者は嘘に習熟していなければならない。嘘について熟知するのはもちろん、できれば自在に使いこなせるようになるといい。すぐれた嘘つきになれれば理想的だ。
では、どうすれば嘘つきになれるのか?
嘘はどうやってつけばいいのか?
今回は、そのことについて考えてみたい。
ところで、嘘というのはどこで生成されるのか?
嘘つきはどこで生まれるのか?
これは、実は学問が誕生した場所と近
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