ハックルベリーに会いに行く

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その36(1,768字)

2016/09/20 06:00 投稿

  • タグ:
  • 日本の美的感覚
『宇宙戦艦ヤマト』の大ヒットを受け、日本のアニメ業界は少なくない変化を強いられる。それは、ファンの影響力をより強く意識した作り方になった――ということだ。

もちろんそれまでも、ファンはそれなりの影響力を持っていた。ただ、アニメ制作者にとって一番の指標はテレビの視聴率であり、次いでキャラクターがおまけにつけられたお菓子の売上げであった。つまり、ファンからの影響よりも、テレビ局やスポンサーの影響の方がより強かった。

しかしこの頃から、ライセンスを与えただけの「キャラクターグッズ」の売上げが無視できない大きさになってくる。特に『宇宙戦艦ヤマト』はキャラクターグッズがよく売れたため、この頃からキャラクター商品の売上げを見込んだ作り方をするようになっていったのだ。

もちろん、それ以前にもキャラクター商品はあった。その一番大きなものはプラモデルで、特に乗り物やロボットのプラモデルは男の子に大人気だった

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細