AKB48グループの一つであるHKT48の『アインシュタインよりディアナ・アグロン』という歌が炎上している。なぜかというと、その歌詞が差別的だととらえられているからだ。
どう差別的か、説明するのは難しいが、あえて試みてみる。
この歌の中で、語り部である若い女性が「女の子は可愛くなきゃね」「学生時代はおバカででいい」という価値観を披露している。また、それをタイトルにもある「アインシュタイン」と「ディアナ・アグロン」にたとえている。「アインシュタイン」は、頭がいいことの象徴、一方「ディアナ・アグロン」は、バカだけれども可愛いことの象徴として。
ここに、いくつかの批判ポイントがある。大きくいうと3つだ。
1つは、この歌が「女の子は可愛く、バカでいい」という価値観を世に広める強い効果があるということ。それは単純に間違いだし、それによって多くの人が苦しむ――という考え方がある。
2つは、その価値観が
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