「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
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[ニコ生タックルズ放送まとめ!]久田将義の論。【アウトロー映画論】~『アウトレイジ』『アウトレイジビヨンド』を中心に
皆様、こんばんは!(こんにちは!)
ニコ生タックルズの編集を放送まとめページ担当です。
今回は8月21日に放送した久田将義の論。【アウトロー映画論】~『アウトレイジ』『アウトレイジビヨンド』を中心にのまとめ記事になります!
久田「今日は『論』というタイトルで1つのテーマを論じていこうと思います。今日は『アウトレイジ』を取り上げますが、ゆくゆくはヤンキー漫画論とか三國志論もやっていきたいですね。
僕は編集者なので映画は好きです。編集者は映画をみないとだめだって教育されましたね。でも評論家のようなことはできませんよ。僕がこれから話すのは、映画評論や文芸評論のように確立されたものではありませんが、『アウトレイジ』や『アウトレイジ・ビヨンド』のようなノワール物、暗黒映画、そういうのを僕の取材体験や実体験に絡めて語っていきたいです。北野映画はデビュー作の『その男、凶暴につき』とか『ソナチネ』とか『キッズ・リターン』とか『BROTHER』とか見ましたが、これらの映画でも現実に起きた事件をモチーフにしているんだろうなってシーンがあるんですよ。そういう背景を知ると、映画がより楽しめると思います。
久田「ヤクザ映画はわからないって人が多いと思うので、分かるように説明していきたいと思います。2010年公開の『アウトレイジ』なんですが、北野映画でもっともヒットしたと言われいてます。キャストも豪華です。でも女性受けは悪いです。僕の周りの女性も、『単に殺し合っているだけで面白くない』みたいなこと言っていて、でも僕からするとそこが面白かったりするんですよ。北野映画は乾いた感じが特徴ですよね。ほとんど感情輸入するヒマもなく人が殺されていく。そこには理屈とか情はなくて、単にヤクザの論理だけで動いています。
僕は『アウトレイジ』を「平成版仁義無き戦い」だと思っているんです。『仁義無き戦い』は戦後の広島の闇市からヤクザが出てきて、今で言う共生会の方につながっていく、広島と呉の有名な抗争がモデルです。あれを見ると、当時の菅原文太とか松方弘樹とか梅宮辰夫とか、ふつうに僕が取材したヤクザと変わんないんです。なんでかって言うと、当時は暴力団排除条例とかあんまり厳しくなかったんで、俳優もヤクザの皆さんとふつうに飲んでたと思うんです。だから仕草とか伝染っちゃうんですね。だから『仁義無き戦い』の俳優さんたちは、ピッタしハマっていたし、本物にそっくりでした。そこで現代の『アウトレイジ』ですが、要は暴力的団の内部抗争の話です。」
【映画論:アウトレイジ編】
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