「芸能界との付き合い?あるよ、個人的にも組織的にも」
日本で一番の構成員を誇る六代目山口組。その範囲は一部を除き日本全国に及ぶ、いや影響力
は日本全国であろう。関東では今まで関東二十日会があったが、國粋会の山口組加入によりその流れも大きく変わった事は読者の方もご存知であろう。
今回はその山口組の四次団体の幹部に関東でのシノギを聞く事が出来た。
年齢は40代前半であり、ヤクザとしては一番勢いのある年齢である。
彼が関東にシノギを求めて来たのは10年前だと言う。
――どんないきさつで関東に来たのか?
「うちのオヤジ(四次団体組長)の命令だよ。東京で地盤を固めないとこれからは駄目だと言う命令かな」
――それまで関東勢とは交流があったのか?
「親戚付き合いしている組があるからね、そこの近くに訳の分からない会社みたいな組事務所を出したんだよ」
――他の関東の組織とは揉めなかったのか?
「揉めた事は数回あった。飲み屋とかでね、だけどこっちの素性がわかったら相手は大人しく引き下がったよ、その後に事務所に金を包んで持ってきて今後はあの店に行かないようにして欲しいと懇願されたよ」
――今は何処を拠点に活動しているのですか?-
「事務所は新宿に近い場所だよ、細かくまでは言えないけどな」
――では自然にシノギは歌舞伎町を狙ってますよね?
「狙ってると言うか、あそこしかないだろう。ヤクザが食える街は」
――一時期問題になった関東連合はどう思うのか?
「あそこを利用してた組もあったな、だけどあそこを利用してたのは六本木を狙ってた組織だろうな、俺が思うには。うちは六本木は狙ってないし、必要ない」
――何故六本木は狙ってないのか?
「俺等みたいな関西者には合わないよ(笑)敷居が高すぎる」
――ヤクザにとってはおいしい街は六本木よりも歌舞伎町ですか?-
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