《本文》
1.コンピューター将棋
将棋の催しでかなり続いた事柄に「高校将棋選手権戦」がある。東京都世田谷区にある昭和薬科大学は、授業に将棋を取り入れた。昭和41年頃から始まっている。その関連として「高校将棋大会」が始まった。授業は日本将棋連盟の棋士が担当し、大会にはいつも、指導のために私も出席した。全国大会の鹿児島県選のため鹿児島市に行ったこともある。あるとき、世田谷の大学での大会終了時に同大学のオーケストラが、プロテスタント賛美歌であり、カトリック教会でも唄われることの多い「また逢う日まで」を演奏したのには大変感心した。
教育に将棋を結びつけたのは極めてユニークな試みであったとおもう。スイスでは高校で音楽、美術、チェスが選択科目になっているそうである。
さて近頃頻繁に話題にのぼるのが、コンピューター将棋である。私はヒーローズ社の開発した将棋アプリ「将棋ウォーズ」を用いた芸能人の将棋大会の模様を、テレビのBS(衛星放送)にて放映するという企画に参加し、これまでに2度の収録に参加した。
御覧になってくださった読者の皆様も多いこととおもう。番組での私の役目は、芸能人の「将棋ウォーズ」による対局を大盤解説することであった。
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