ひろぐ

カビ人間ツアー2015〜博多編

2015/11/23 17:37 投稿

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私の「サッカー」に対する夢は
昨年「FIFAワールドカップ」
「ドイツ代表」優勝によって成し遂げられた!
思えばその前の大会(2010)で
「スペイン代表」が優勝した事こそが
私の「サッカー」熱の発症要因であり
そこから4年間に渡って
ものすごく「サッカー」を学び
おそろしく「サッカー」に詳しい人間になった!
昨年の大会で
念願の「ドイツ代表」優勝を見届けた事により
「サッカー」に対する熱心さはずいぶん落ち着き
現在では好きなチームの試合を
毎週見る程度になった!

レアル・マドリード 0-4 バルセロナ

なんだったんだあの「クラシコ」は!
ホームゲームで
サポーターからまでブーイングされた
大失態の「レアル・マドリード」だった!
なので私は昨日
全てのやる気を放棄した!
そしてごろんごろんと過ごした!
なんとかその試合の事を思い出さなくなった頃
私は「自転車」にまたがり
映画を観に出かけた!

昨年まで「サッカー」に費やされていた私の時間は
映画に費やされるようになった!
今年の私はとにかく映画をひろいでいる!
願わくば年間365本!
つまりは毎日1本映画を見る1年間を
今年の目標としていたのだが
以前『ひろぐ』で記した「映画日記」のデータによれば
大変な事になっていた!

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あと1本観れば
私は2015年に400本の映画を観た事になる!
人生の義務として観なければいけない
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』
『007 スペクター』
『クリード チャンプを継ぐ男』
公開日は来月だ!
まだ一ヶ月以上残っている2015年!
年末には鑑賞本数がどういう事になっているのか
予想もつかない!

『ダブリンの鐘つきカビ人間』ツアーは
「福岡」から始まった!
実に久しぶりに訪れる土地だ!
本来は公演当日に移動し
そのまま劇場入りして上演という
いわゆる”乗り打ち”システムだったのだが
大好きな街である「博多」
そんな短い滞在時間で済ませたくなかった私は
自費で安いビジネスホテルを予約し
公演前日に一人で大阪を発った!
いわゆる”プライベート前乗り”だ!

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「新幹線」で「博多駅」に到着した私は
「後藤おすひと」としての義務も
決して忘れなかった!
これもまた全国ツアーの楽しみの一つだ!

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大阪市営地下鉄と同様に
福岡市営地下鉄にも
「全駅にスタンプがあるけん!」
と駅員さんに聞かされた!
さっそく「博多駅」から「天神駅」まで乗車して
スタンピングをひろいだ!

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福岡市営地下鉄は
全ての駅に家紋のようなマークがあり
それらをスタンプのデザインとしている!
サイズは通常の駅スタンプよりも小さく
直径4cmほどであるため
ひょっとしたら1枚の大きな紙に
全スタンプを収集すれば
とんでもなく美しいコレクションとなるに違いない!
いずれ挑んでみたいものだ!

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「博多」で最もにぎやかな街である天神に到着した私は
ホテルにチェックインして荷物を降ろすなり
徒歩で「中洲(なかす)」へと向かった!
舞台ツアーの目的とは
全国の観客を楽しませる事だ!
しかし私は自分にもう一つの目標を課していた!

”ツアーで巡る全ての街で映画を観よう!”

映画というものは
「映画館」と共にあるべきものだ!
私がどれほど「映画館」という場所が好きであるかは
過去の『ひろぐ』記事である以下をお読みいただきたい!
私自身が大好きな『ひろぐ』記事である!

『北に帰ろう!〜第二章 映画館貸し切り』
          (2011年5月18日記事)

私は海外旅行に出かけても
必ずその土地の「映画館」を訪れて映画を観る!
劇場にはその土地の空気があり
その土地の観客なりの楽しみ方があり
その土地だけのローカルCMが流れる!
「台湾」で映画を鑑賞した際には
上映前に国家を讃える映像が流れ
私は何人かの観客と一緒に起立した覚えがある!
鑑賞した映画は『紀元前百万年』だった!
普通にDVDで鑑賞したら
恐らく何の記憶も残らない映画だったのだが
起立したせいでとても強く心に残っている!
「ホノルル」で観た『アナコンダ3』は
あまりのつまらなさに
観客がブーイングを始めた!
もちろん私もやってみた!
誰も覚えていないであろう映画だが
私にはどうにも忘れられない映画となった!
「香港」で観た『ロッキー・ザ・ファイナル』は
泊まっているホテルの上階にあった映画館なのに
深夜上映だったため
上映後は客室階への通路が遮断され
深夜の無人ショッピング・ビルを
半泣きになって一時間以上もさまよった!
人だと思って駆け寄ったらマネキンだった恐怖は
今でも忘れられない!
そうなれば映画も放浪も
決して忘れられないワン・セットだ!
旅行先の映画館で映画を見る事は
いつだって私をひろがせてくれるのだ!

なので!
見る映画は何でもよかった!
私はただ「博多」にある
「中洲大洋映画劇場」が大好きなだけだ!
「大洋」という名前に若干問題があるが
たとえ「大洋」の部分が
「メッシ」「チョコ」「芸術」
といった私の嫌いな言葉だったとしても
私はその劇場が好きでならない!
是非とも劇場ホームページから
この古い映画館の歴史をご覧いただきたい!
とんでもなく古い歴史を持つ映画館で
よくある複合映画館にはない
”趣き”にあふれ返っている!
特に上映音響設備が優れているわけでもなく
特にシートが上質なわけでもない!
言い方は良くないが清潔感が少なく
どこもかしもこ薄暗い!
だが!
それでこそ映画館だ!
私はそういう場所で育ち
そういう場所で心を動かされて生きてきた!
私はこの「博多」の古びた映画館が大好きで
「博多」を訪れるたびに足を運び
何かしらの映画を見てきた!
『ガマ王子vsザリガニ魔人』初演の際には
キャストみんなでわいわいとこの劇場を訪れ
「トニー・ジャー」主演の名作
『マッハ!!!!!』
を鑑賞し
鑑賞後はたいそう「ムエタイ」の技を競い合ったものだ!

何でもいいとは言いながらも
何かいい映画は上映されていないものか?
と劇場前のポスターを眺めてみた私は
「がるる!」
とうめいた!

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どう考えても
私を待ってくれていたとしか思えない
そんな作品が上映されていた!
共演中の「村井國夫」氏は
この映画に関して後にこう語った!

「残る一生が全て暇なものであったとしても
 僕は『ウルフ・コップ』という映画は観ない!」

「博多」の人々も
同じ事を思っていたようだった!
劇場に入ってみると
『ウルフ・コップ』を観たいと思う人には
一人も出会えなかった!
私はここでもまた
「がるる」とうめいた!
なんなんだ!
みんなもっと『ウルフ・コップ』に興味を持つべきだ!

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『ウルフ・コップ』に関して
「観る気はないが感想は聞きたい」
という知人は多かった!
なので私はこう説明した!

「『ウルフ・コップ』というタイトルを聞いて
 君は今どんな映画を思い浮かべているかね?
 もしも何かが浮かんだとしたら
 それが恐らく私の観た『ウルフ・コップ』だよ!」

想像を絶する作品というものは
あまり面白いものではない!
観客の想像からあまりにも外れ過ぎれば
それはエンターテインメントとして不成立だ!
”予想もつかない展開を繰り広げる吉本新喜劇!”

”まだ誰も見た事のない新感覚『男はつらいよ』!”
など誰が望むものか!
となれば
”誰もが予想した通りの映画”『ウルフ・コップ』は
はエンターテインメントの中心部にあると言っていい!
唯一問題があるとすれば
”想像よりも下”
だったという点だろう!

「博多」で翌朝を迎えた私は
朝9時から映画館に出向き
「M.ナイト・シャマラン」監督の最新作
『ヴィジット』を鑑賞した!
とても心地の良い映画だった!
夜の9時半を過ぎると行動がユニークになる老人を描いた
「モキュメンタリー(偽ドキュメンタリー)」だった!
”シャマラン監督久々の傑作”
と宣伝されているようだが
私が思うに彼に傑作などない!
そしてどれもが私の好きな映画だ!
私は早朝からの『ヴィジット』を
へらへらとひろいだ!
この国日本では
「シャマラン」監督はかなり高い確率で
「シャラマン」監督と呼ばれる!
よく「後藤ひろひろ」と誤表記される私は
彼のそんなところも好きである!

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かくして
『ダブリンの鐘つきカビ人間』福岡公演劇場入り!
大阪から
『インディ・ジョーンズ』シリーズのDVDを持参し
「村井國夫」氏からサインを頂戴した!
そう!
彼は「ハリソン・フォード」の声優としても
広く知られているのである!

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全国ツアーを振り返るブログでは
通常”景色”や”土地の名物料理”などを
きれいだったとかおいしかったと
レポートするのだそうだが
当然私にはそれをする気がほとんどない!
次なるツアー地「広島」にて
私はとんでもなく素晴らしい映画館に出会い
ついでに
とんでもなく奇妙な乗り物に身を預ける!
次回の『ひろぐ』にご期待いただきたい!

さて!
映画でも観に行こうか!

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