ヨーロッパの「サッカー」リーグが
シーズンオフになってしまたっため
なんだか寂しい毎日だ!
そのためサッカー中継があれば
贔屓も興味も関係なく観戦し
自分の心をなんとか満たそうと努力している!
そんな中で数日前
キリンチャレンジカップ2015の
日本×イラク
をテレビで観戦した!
結果は4-0という日本の圧勝で
今後の日本代表チームの躍進に
大きな期待が持てる結果となった!
しかしだ!
その地上波放映がとんでもなく不気味だった!
「日本がいい!」
「日本が素晴らしい!」
を連呼するアナウンサーと解説者達が
あたかも誰かに禁じられているかのように
どうしてもイラク人選手の名前を呼ばないのだ!
終始劣勢だったイラク代表でも
ほんの数回はいいプレイで日本代表を驚かせた!
ところがそんな際でも
決してそのいいプレイをしたイラク人選手の名は呼ばず
それをなんとか阻止した日本人選手の名前だけを
これでもかとばかりに連呼していた!
途中出場の原口元気選手が
ドリブルからシュートを決めた!
しかしイラク人選手達は
彼のドリブルの中にハンドがあった事をアピールした!
私が見ていてもそう思えた!
ところが得点後のスロー再生では
そのハンド行為の直後からの映像ばかりを流していた!
ハンドでないのであれば
しっかりとその疑惑をはらす映像を流すべきだし
ハンドであったのに偶然見逃されたのであれば
映像を見た上でしっかりとその否を認め
「あの位置にいた主審には見えなかっただろう」
と解説するべきだ!
それを映像処理で”無かった事”にしようとした行為は
選手にもファンにも
そして当然対戦相手にも失礼極まりないと感じた!
私が見たものは
まるで途上国におけるサッカー中継だった!
あんなアンフェアな中継を認めてしまえば
いずれ負け試合の時にも
「あのミスジャッジがなければ
あと2点は取れていたので
この試合は実質勝利だ!」
みたいな事を言って
戦時中の報道と同様に
国民を嘘の情報で安心させるのだろう!
4-0で大勝したのであれば
わざわざ来日して4-0で大敗した者達に
決して負い目を感じさせてはいけない!
それが”武士道”だと聞いており
相撲で勝者が大喜びしない理由だとも聞いた!
日本のサッカー技術は明らかに向上しているのに
マスコミがモラルの面で低下を促している!
この状態ではどれほど強くても
世界を相手に戦う”資格”が得られない!
「そうはさせないぞ!」
と立ち上がり
こんな『ひろぐ』を記した次第である!
その一方でだ!
ある日「カミさん」が一人で
ものすごく変わったテレビ番組を見ていた!
なんでも知り合いの俳優とディレクターが
とある食事会の席で
「あの番組はいいねぇ!」
と話していたものだそうだ!
よほど信頼できる人達だったらしく
自分でも録画して見ていたのだと言う!
内容は至ってシンプルだった!
俳優の「火野正平」氏が
これといって美しくもない風景の中を
ぶつぶつ言いながら「自転車」で走るだけだ!
「カミさん」は無表情にテレビを眺めていたのだが
私の目は画面に釘付けとなった!
その番組は驚くほど斬新だった!
現代のテレビ界では決して許されないような事を
平然とやってのけていた!
まずは「火野正平」氏が自転車にまたがり
カメラに背を向けて語るぶつぶつに
一切の字幕が出ない!
口元が映っていないので
時々何と言っているのかわからなかったりする!
しかし間違いなく
”聞き逃したら損をする”
という言葉ではない!
お腹がすいたとか坂道がきついといった
特に重要性を持たない言葉だ!
つまりは正常な”人間の言葉”だ!
例えば!
ひな壇に座った
特に面白くもない芸人や芸能人の言葉は
字幕で追い回さなければいけない!
そういうルールだそうだ!
それによって
さも面白い言葉であるかのような錯覚を
視聴者に起こさせなければいけない!
ある民放テレビ・ディレクターが
自信を持ってそう言っていた!
ところが!
その番組では決してそれをしなかった!
更にナレーションが無い事にも驚愕した!
チャンネルを変えさせないためには
常に誰かが話し続けて
何かしらの情報を与えなければいけない
というテレビ界のルールを聞いた事がある!
そのため旅番組などでは
「もうわかったよ」と言いたくなる情報でも
ナレーターが常に話し続ける!
まっすぐな道が映るだけで
「道はまっすぐ」
と説明する!
そして画面に映る人物が少しでも黙ると
本人の意向に関わらずその心情を語る!
「雄大な景色につい言葉を失った」
と解説する!
作り手はそれが視聴者への親切だと
自信を持っている!
しかしこの番組には一切のナレーションが無い!
景色と人間しかいないのだ!
同時に
二元中継でスタジオ映像に
切り替わらない事にも驚いた!
ロケが主体の番組では
無理矢理にでも出演者を増やし
視聴率を稼がなければいけない!
そういうルールだそうだ!
そのためスタジオには
本編とほぼ無関係なゲストを呼び
時々顔を見せては
特に面白くもない会話であろうが
聞かせなければいけない!
しかしこの番組では
その当然の手法を一切取らず
「火野正平」氏が会話をする相手は
道端の人か顔の見えないスタッフだけである!
続いて驚いたのはBGMがあまりにも少ない点だ!
30分番組の中でせいぜい3曲ほどしか流れない!
車通りの多い道を走る時には
エンジン音とクラクション音!
静かな道を走る時には
鳥や虫の声!
あるテレビ人から
それではいけないと教わった!
その絵に合った音楽を必要以上に載せて
実際の風景とは違うものに見せなければいけない!
それがテレビだと聞いてきた!
ところが!
この番組では
うるさい道はうるさく
静かな道は静かなのだ!
そして!
番組の最後に私は息を飲んだ!
美しいとも何とも思えない風景を
上から撮るでもなく
下から撮るでもなく
ただ静かに
人間の視線の高さから撮影し
何の音楽も
何のテロップも入らないまま
約20秒間映し続け
それで番組が終わった!
そういう時にはスタッフやキャストの名前を
これでもかと言わんばかりに
流さなければいけないと聞いていた!
過剰に音楽を流し
盛り上げなければいけないものだと
認識していた!
なのにこの番組では
ただ景色が流れた!
ある人がこれを見た時
「無音」と表現した!
しかし「無音」ではない!
遠くを車が走り去る男!
虫や鳥の声!
子供達の笑い声!
その場の音がしっかりと流れていた!
あまりにもそこにある音であるため
「無音」に思えたのだろう!
とんでもなくショッキングだった!
なにかをする事ではなく
なにかをしない事で
この番組は存在を示してした!
「これは正しいテレビ番組だ!」
と私は口に出して言った!
というその番組は
聞けば2011年に始まり
4年間も放映されているのだそうだ!
そのため
「今更何を言ってるんだ!」
と言われるかもしれない!
しかしサッカー中継と
「吉本新喜劇」以外
ほとんどテレビを見ない私が
「これは見なければいけない」
と強く感じた唯一の番組なのだ!
ところがこの番組には
「朝版」と「とうちゃこ版」
という演出の違う2種類があるようだ!
私が驚愕したのは「とうちゃこ版」の方で
「朝版」からは一切心を揺らされる事はない!
今のこの国において
もっとも正しくもっとも斬新なテレビ番組に
興味のある方は
是非「とうちゃこ版」という方をご覧いただきたい!
そんなわけで!
正しく斬新な番組を求める私は
明日ホームページにおいて
『語るひろぐ』を生配信する!
そのゲストには
かつてないユニークな人物を選んだ!
彼は「エアロビ仮面」としか名乗らない!
実際の職業のせいで
顔も名前も出す事ができないのだそうだ!
しかし「エアロビ仮面」は
覆面レスラーのマスクを作る
知る人ぞ知る名工で
その名前と技術の高さは
「メキシコ」にまで広まっている!
「僕は話すのが苦手です!」
と言うので
それならばミシン等を運び込み
生放送時間内にマスクを縫ってもらえないか
と依頼した!
「それならできますよ!」
との返答があった!
「デルシネ」第二弾として
私は先日
のプロットを本当に書き上げてしまった!
ならば予算を得て製作に漕ぎ着ける前に
続編用の「新エル・シュリケン」と
そのタッグパートナーの女子レスラー
「ラ・ゲイシャ」をさっさと生み出してしまおう!
作業の邪魔になるといけないので
明日の『語るひろぐ』は
ひょっとしたら
『語らないひろぐ』
になる可能性が高い!
しかしそれが”正しく斬新な番組”になれば
配信する価値はある!
当然サブ・ゲストとして
私の脚本を最も棒読みにした俳優
「エル・シュリケン」さん本人もお迎えする!
ついでに様々な事情から
「ラ・ゲイシャ」を演じなければいけなくなった
とある女優も招き
「ラ・ゲイシャ」誕生の瞬間もお目にかけようと思う!
是非ともご覧いただきたい!
『語るひろぐ』第28回
2015年6月16日(火)
20:00〜
ゲスト:エアロビ仮面
ちなみに何か写真を貼らないと
サムネイルというのが空欄になってしまうので
本文とは全く関係のない
どうでもいい写真を貼ろう!
最近の私の趣味は
自宅で焼き鳥を焼き
ノン・アルコールで食べ続ける事である!
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後藤ひろひと
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