「大将」こと「兵動大樹」君と
「ピーコ」さんが司会を務める
関西テレビの舞台情報番組
『ピーチケパーチケ』
からゲスト出演の依頼が来た!
一体何を語ればいいのか?
と尋ねると
「シルク・ド・ソレイユ」の『OVO』大阪公演
に関してとの事だった!
「ん?
それって前もやったよね?」
以前「安倍なつみ」ちゃんと2人で
舞台『PACO』の宣伝のために
『ピーチケパーチケ』に出演した際
私は自分の作品である『PACO』以上に
『OVO』を宣伝した!
なのでまた私に『OVO』を語らせたところで
それほど多くの言葉は出て来ない!
それは先方も当然わかっているはずだ!
「今回の出演に関して
もう少し詳しく内容を聞いておくれ」
と新マネージャー「島田」君にお願いしたところ
あまりにも面白い返事が返って来た!
「今回はスタジオに来て頂く必要はありません!
”伊丹市昆虫館”に行って頂き
昆虫館の館長と2人で
『OVO』のダイジェスト映像を見ながら
”昆虫の動き”に関して言及して頂きたいのです!」
さぁ大変だ!
私の心の中の「昆虫」が”ぎー”と鳴いた!
『OVO』は「昆虫」の世界をサーカスで表現した作品で
登場するキャラクターは全て虫なのだ!
そんなパフォーマンスを見ながら
とにかく「昆虫」を語れと言う!
舞台の脚本とか演出とか
私の本業に関わる事は何も話さなくていい!
「昆虫」の事だけを語ればそれでいいと言うのだ!
そんな面白い仕事を引き受けない私は
私にして私にあらずだ!
しかも以前
”昆虫カメラマン”として活躍する同窓生
あの「団長・高嶋」から
「伊丹市昆虫館」の館長に関して
実に面白い噂を聞いていた!
「館長の奥山清市(おくやま・せいいち)氏は
我々よりも1歳下で
我々”山形東高校”の宿命のライバルである
”山形南高校”の出身者である!
かなり面白い男なので是非会うべきだ!」
私は「山形東高校」の「生徒会長」だった時から
「応援団長」である「高嶋」の言う事は
絶対的に信用している!
そうなればこの番組出演は
願ってもないものだった!
そもそもこんな企画に挑むのは
今の関西で私をおいて他にはおるまい!
「シルク・ド・ソレイユ」
「昆虫」
「山形」
その3語で試しにネット検索してみたら
2つ目にもう私がヒットしたではないか!
当然の事ながら私は
この出演オファーを快諾したのであった!
「衣装はどうしましょうか?」
関西テレビとの打ち合わせで
先方からそんな質問をされた!
これまで20年以上の付き合いの中で
私を文化人として扱った事が一度もない
そんな関西テレビのことだ!
黙っていたら絶対に
半ズボンにランニングで
麦わら帽子と虫取り網という
どうにも安易な衣装を用意されてしまう!
長年の経験から私はそれを知っている!
それが関西テレビというものだ!
私が意見を述べればそれは本当に反映されるのか?
と問うと
善処します
との回答だった!
ならば私は
そもそも大好きな「伊丹市昆虫館」を訪れるために
最上級の正装を提案した!
当日楽屋に入ると
参考写真が貼られた状態で衣装が吊られていた!
そう見えるかどうかはどうでもいい!
私はかの偉大なる昆虫研究家
「ジャン・アンリ・ファーブル」博士の姿で
「伊丹市昆虫館」へと向かった!
「質問さえ正しければ
自然は知りたい事を全て話してくれる。」
ジャン・アンリ・ファーブル
まずなによりも私をひろがせたのは
番組収録が昆虫館の閉館後という点だった!
閉店後の飲食店にいるだけでも
なんだか特別な時間を過ごしているような気になる
そんな私だ!
閉館後の昆虫館ともなれば
そのひろぎは既にピークに達した!
職員達が昆虫ケースの掃除をしたり
今日の子供達の反応がどうだったか?
などを会議していたりする!
もうそれだけでわくわくだ!
すっかりファーブル先生な気分の私は
見かける職員に手当たり次第に声をかけ
作業を邪魔してやった!
軽く迷惑がられた!
やがて私を握手で迎え入れてくれたのは
ずっと会ってみたかった人物
「奥山館長」だった!
会っていきなり昆虫の話を始める
かなりの奇人だった!
奇人は大好きだ!
ツーショット写真を5枚ぐらい撮ったのに
1枚しか目を開けていられない
そんな昆虫並の反射神経を持つ男だった!
撮影のセッティングを待つ間に
「奥山館長」は私を二階の展示室へ案内してくれた!
「たまたまですよ!
本当に偶然ですけどね!
今二階で高嶋さんの特別展示を開催してるんです!」
なんと!
ここにきて「団長高嶋」と
写真で再会する事となった!
しかも「団長高嶋」を写した写真は
「団長高嶋」の師匠である
日本を代表する昆虫写真家
「海野和男」氏による物だった!
「奥山館長」によれば
「海野先生が撮影された
高嶋という生物の最新生態写真」
との事だ!
『飛翔はアートだ!』
と題された「団長高嶋」の展示は
様々な昆虫が羽を広げて飛ぶ瞬間を
超高速度カメラでとらえた動画の放映だった!
すごかった!
見た事もない映像だった!
昆虫達が四枚の羽を動かして舞う様
もしくは空中に留まる様は
人類が手に入れた航空力学への挑戦状に思えた!
昆虫の羽の動きを
人間が何らかの機械で再現したところで
まず間違いなく空は飛べないだろう!
それほど高度な気流の操作を
小さな小さな生き物が行い
我々人間はその空中の生き物を
手で掴む事すらできない!
数字の計算では決して解読できない”自然界の法則”が
昆虫達に空を与えたのだ!
やるぜ「団長高嶋」!
それでこそ下駄で登校した応援団長だ!
(さすがに真冬はブーツだった!)
「奥山館長」とのトークは
予想以上に盛り上がり
収録は長時間に及んだ!
当初は1時間もあれば終わると思われていたが
カメラは2時間近く廻り続けた!
それも仕方が無い!
いつもの飲み屋ならば15分も話したところで
「もうその虫の話やめませんか?」
と止められる私だ!
そんな私に無制限フリートークの場が
与えられたのだ!
しかも話す相手もまた
決して私の話をさえぎらない
昆虫館館長である!
それどころか
私以上に喋って止まらない人物が
「奥山館長」だった!
カメラが止まっている間も
我々は話し続けた!
”蛾と蝶の違い”や
”我々2人がなりたい昆虫”などなど
飲み屋で話していたら
「お前ら何の話をしてるんだ!」
と隣のサラリーマンから突っ込まれそうな
そんな話題を真剣に語り合った!
話題は昆虫だけにおさまらず
やがて映画や演劇の話にまで及んだ!
「いずれね!
この昆虫館で昆虫パニック映画だけを見る
ビデオ上映会なんかもやりたいんですよ!」
「それは何?
『燃える昆虫軍団』とか
『スウォーム』とか?」
「そうそう!
そうです!
僕が大好きなのは蟻人間が出る
『マチネー』です!
あれ今DVDが手に入らないんですよ!」
「そういうのを探すなら
私にはものすごいネットワークがあるよ!」
「ほんとですか!」
我々は最高に気の合う2人だった!
収録機材を撤収する間に
「奥山館長」は私をバックヤード
つまりは研究室に招いてくれた!
そこで彼は展示前の幼生昆虫を
次々とケースから取り出し
私の手にのせてくれた!
ひろぎの絶頂だった!
もしもこの時の私の周囲に
全裸の女性が10人いたとしても
私はちらりとも見なかっただろう!
日本に暮らしていながら
「カレハカマキリ」という珍虫を
手の上にのせる喜びは
「大場久美子」様から
「電話の機種変更をしたせいで
大王様と連絡が取れなくなって
どうしようかと思っていたんです!」
というメールをもらった喜びに等しい!
かくしてひろぎにあふれたロケは終了した!
聞けば「伊丹市昆虫館」は
来月9月になると改装のために
1ヶ月ほど閉館するそうだ!
(伊丹市昆虫館ホームページ)
そうなれば「奥山館長」もちょいと暇になると言う!
我々は9月になったら
深酒をする約束を固く交わした!
現在では
毎月16日の「ひろの日」生配信
『語るひろぐ』
の9月16日回に
トークゲスト出演を依頼しているところである!
私と「奥山館長」による番組トークが
あまりにも長時間に及んでしまったため
関西テレビから
「2週に分けなきゃ納まらない!」
とのクレームを頂戴した!
ならばそうするがいい!
アイドルの主演舞台や
華麗なミュージカル劇の予告を
心から楽しみにする人々に
私と館長の昆虫話を毎週聞かせるがいい!
というわけで
残念ながら『ピーチケパーチケ』は
関西ローカルの番組なのだが
放送日が確定すれば
またこのホームページでご案内しようと思う!
御期待いただきたい!
演劇情報番組に出演したとは
とても思えない今回の『ひろぐ』だったが
それも自然の摂理の一部だ!
なにしろファーブル先生は
こんな名言も残されたのだから!
「現実というのは
常に公式からはみ出すものである」
ジャン・アンリ・ファーブル
「ピーコ」さんが司会を務める
関西テレビの舞台情報番組
『ピーチケパーチケ』
からゲスト出演の依頼が来た!
一体何を語ればいいのか?
と尋ねると
「シルク・ド・ソレイユ」の『OVO』大阪公演
に関してとの事だった!
「ん?
それって前もやったよね?」
以前「安倍なつみ」ちゃんと2人で
舞台『PACO』の宣伝のために
『ピーチケパーチケ』に出演した際
私は自分の作品である『PACO』以上に
『OVO』を宣伝した!
なのでまた私に『OVO』を語らせたところで
それほど多くの言葉は出て来ない!
それは先方も当然わかっているはずだ!
「今回の出演に関して
もう少し詳しく内容を聞いておくれ」
と新マネージャー「島田」君にお願いしたところ
あまりにも面白い返事が返って来た!
「今回はスタジオに来て頂く必要はありません!
”伊丹市昆虫館”に行って頂き
昆虫館の館長と2人で
『OVO』のダイジェスト映像を見ながら
”昆虫の動き”に関して言及して頂きたいのです!」
さぁ大変だ!
私の心の中の「昆虫」が”ぎー”と鳴いた!
『OVO』は「昆虫」の世界をサーカスで表現した作品で
登場するキャラクターは全て虫なのだ!
そんなパフォーマンスを見ながら
とにかく「昆虫」を語れと言う!
舞台の脚本とか演出とか
私の本業に関わる事は何も話さなくていい!
「昆虫」の事だけを語ればそれでいいと言うのだ!
そんな面白い仕事を引き受けない私は
私にして私にあらずだ!
しかも以前
”昆虫カメラマン”として活躍する同窓生
あの「団長・高嶋」から
「伊丹市昆虫館」の館長に関して
実に面白い噂を聞いていた!
「館長の奥山清市(おくやま・せいいち)氏は
我々よりも1歳下で
我々”山形東高校”の宿命のライバルである
”山形南高校”の出身者である!
かなり面白い男なので是非会うべきだ!」
私は「山形東高校」の「生徒会長」だった時から
「応援団長」である「高嶋」の言う事は
絶対的に信用している!
そうなればこの番組出演は
願ってもないものだった!
そもそもこんな企画に挑むのは
今の関西で私をおいて他にはおるまい!
「シルク・ド・ソレイユ」
「昆虫」
「山形」
その3語で試しにネット検索してみたら
2つ目にもう私がヒットしたではないか!
当然の事ながら私は
この出演オファーを快諾したのであった!
「衣装はどうしましょうか?」
関西テレビとの打ち合わせで
先方からそんな質問をされた!
これまで20年以上の付き合いの中で
私を文化人として扱った事が一度もない
そんな関西テレビのことだ!
黙っていたら絶対に
半ズボンにランニングで
麦わら帽子と虫取り網という
どうにも安易な衣装を用意されてしまう!
長年の経験から私はそれを知っている!
それが関西テレビというものだ!
私が意見を述べればそれは本当に反映されるのか?
と問うと
善処します
との回答だった!
ならば私は
そもそも大好きな「伊丹市昆虫館」を訪れるために
最上級の正装を提案した!
当日楽屋に入ると
参考写真が貼られた状態で衣装が吊られていた!
そう見えるかどうかはどうでもいい!
私はかの偉大なる昆虫研究家
「ジャン・アンリ・ファーブル」博士の姿で
「伊丹市昆虫館」へと向かった!
「質問さえ正しければ
自然は知りたい事を全て話してくれる。」
ジャン・アンリ・ファーブル
まずなによりも私をひろがせたのは
番組収録が昆虫館の閉館後という点だった!
閉店後の飲食店にいるだけでも
なんだか特別な時間を過ごしているような気になる
そんな私だ!
閉館後の昆虫館ともなれば
そのひろぎは既にピークに達した!
職員達が昆虫ケースの掃除をしたり
今日の子供達の反応がどうだったか?
などを会議していたりする!
もうそれだけでわくわくだ!
すっかりファーブル先生な気分の私は
見かける職員に手当たり次第に声をかけ
作業を邪魔してやった!
軽く迷惑がられた!
やがて私を握手で迎え入れてくれたのは
ずっと会ってみたかった人物
「奥山館長」だった!
会っていきなり昆虫の話を始める
かなりの奇人だった!
奇人は大好きだ!
ツーショット写真を5枚ぐらい撮ったのに
1枚しか目を開けていられない
そんな昆虫並の反射神経を持つ男だった!
撮影のセッティングを待つ間に
「奥山館長」は私を二階の展示室へ案内してくれた!
「たまたまですよ!
本当に偶然ですけどね!
今二階で高嶋さんの特別展示を開催してるんです!」
なんと!
ここにきて「団長高嶋」と
写真で再会する事となった!
しかも「団長高嶋」を写した写真は
「団長高嶋」の師匠である
日本を代表する昆虫写真家
「海野和男」氏による物だった!
「奥山館長」によれば
「海野先生が撮影された
高嶋という生物の最新生態写真」
との事だ!
『飛翔はアートだ!』
と題された「団長高嶋」の展示は
様々な昆虫が羽を広げて飛ぶ瞬間を
超高速度カメラでとらえた動画の放映だった!
すごかった!
見た事もない映像だった!
昆虫達が四枚の羽を動かして舞う様
もしくは空中に留まる様は
人類が手に入れた航空力学への挑戦状に思えた!
昆虫の羽の動きを
人間が何らかの機械で再現したところで
まず間違いなく空は飛べないだろう!
それほど高度な気流の操作を
小さな小さな生き物が行い
我々人間はその空中の生き物を
手で掴む事すらできない!
数字の計算では決して解読できない”自然界の法則”が
昆虫達に空を与えたのだ!
やるぜ「団長高嶋」!
それでこそ下駄で登校した応援団長だ!
(さすがに真冬はブーツだった!)
「奥山館長」とのトークは
予想以上に盛り上がり
収録は長時間に及んだ!
当初は1時間もあれば終わると思われていたが
カメラは2時間近く廻り続けた!
それも仕方が無い!
いつもの飲み屋ならば15分も話したところで
「もうその虫の話やめませんか?」
と止められる私だ!
そんな私に無制限フリートークの場が
与えられたのだ!
しかも話す相手もまた
決して私の話をさえぎらない
昆虫館館長である!
それどころか
私以上に喋って止まらない人物が
「奥山館長」だった!
カメラが止まっている間も
我々は話し続けた!
”蛾と蝶の違い”や
”我々2人がなりたい昆虫”などなど
飲み屋で話していたら
「お前ら何の話をしてるんだ!」
と隣のサラリーマンから突っ込まれそうな
そんな話題を真剣に語り合った!
話題は昆虫だけにおさまらず
やがて映画や演劇の話にまで及んだ!
「いずれね!
この昆虫館で昆虫パニック映画だけを見る
ビデオ上映会なんかもやりたいんですよ!」
「それは何?
『燃える昆虫軍団』とか
『スウォーム』とか?」
「そうそう!
そうです!
僕が大好きなのは蟻人間が出る
『マチネー』です!
あれ今DVDが手に入らないんですよ!」
「そういうのを探すなら
私にはものすごいネットワークがあるよ!」
「ほんとですか!」
我々は最高に気の合う2人だった!
収録機材を撤収する間に
「奥山館長」は私をバックヤード
つまりは研究室に招いてくれた!
そこで彼は展示前の幼生昆虫を
次々とケースから取り出し
私の手にのせてくれた!
ひろぎの絶頂だった!
もしもこの時の私の周囲に
全裸の女性が10人いたとしても
私はちらりとも見なかっただろう!
日本に暮らしていながら
「カレハカマキリ」という珍虫を
手の上にのせる喜びは
「大場久美子」様から
「電話の機種変更をしたせいで
大王様と連絡が取れなくなって
どうしようかと思っていたんです!」
というメールをもらった喜びに等しい!
かくしてひろぎにあふれたロケは終了した!
聞けば「伊丹市昆虫館」は
来月9月になると改装のために
1ヶ月ほど閉館するそうだ!
(伊丹市昆虫館ホームページ)
そうなれば「奥山館長」もちょいと暇になると言う!
我々は9月になったら
深酒をする約束を固く交わした!
現在では
毎月16日の「ひろの日」生配信
『語るひろぐ』
の9月16日回に
トークゲスト出演を依頼しているところである!
私と「奥山館長」による番組トークが
あまりにも長時間に及んでしまったため
関西テレビから
「2週に分けなきゃ納まらない!」
とのクレームを頂戴した!
ならばそうするがいい!
アイドルの主演舞台や
華麗なミュージカル劇の予告を
心から楽しみにする人々に
私と館長の昆虫話を毎週聞かせるがいい!
というわけで
残念ながら『ピーチケパーチケ』は
関西ローカルの番組なのだが
放送日が確定すれば
またこのホームページでご案内しようと思う!
御期待いただきたい!
演劇情報番組に出演したとは
とても思えない今回の『ひろぐ』だったが
それも自然の摂理の一部だ!
なにしろファーブル先生は
こんな名言も残されたのだから!
「現実というのは
常に公式からはみ出すものである」
ジャン・アンリ・ファーブル
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